机に座ってモニターを凝視している自分がいる
モニターには225先物の板が映っていて、数字がアリの大群のように動く
サイドテーブルには、札束が積まれている
どうやら自分の金らしい
板を見ていた自分が行動する
ポジションを取ったようだ
相場が動く
自分のポジションとは裏腹に
相場が動く
まるで自分の行動を見透かされているように
相場が動く
板から笑い声が聞こえてくる
クッククク・・・・・
クッククク・・・・・
クッククク・・・・・
その時だった!
先物の板の中から、ゴジラとドラゴンのハーフのような怪物が現れる
怪物は驚いて動けない自分を一瞥し、目を光らせたかと思うと、
大きく口を開け、青色っぽい液体をサイドテーブルめがけて吐き出した
一瞬の出来事だった
目の前にもう怪物はいない
ハッと我に返った自分が慌ててサイドテーブルに目をやって見たのは
液体に濡れた札束が溶けていく光景だった
お金が溶けていく
俺のお金が溶けていく
これは相場をやるようになってから見る夢の話で、もちろんフィクションです
だいたい札束を横に積んでトレードする人はいませんw
ですが、そんなところに突っ込みを入れる感じではない臨場感があります
そして自分は、今日も相場を見つめ、研究しています
この怪物を倒すために
2019・2・20