※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 この馬ピックアップ! 】
査定1位は3冠に挑むリバティアイランド。馬と同じく川田騎手にとってもクラシック3冠に挑むのははじめてとなる。前走オークスを6馬身差の圧勝で若馬の短期間での成長力を考慮してもこの組との勝負付けは済んでいるとみていいだろう。オークスの2400メートルを6馬身差つけるには馬との折り合いがついている事の証明であり、その点は今回も安心材料になりそうで初の京都コースや多頭数レースはこなせるだろう。不安があるとすれば決め手になるか?勝負付けが済んでいないであろうオークス以外の馬は一度叩いて来ているので終いは格好をつけてくるのに対して休み明けの当馬は一瞬の加速(瞬発力)が甘くなる可能性はあるだろう。
モリアーナは前走の紫苑ステークスを馬群の中から末脚一閃の印象的な競馬で制しており注目の一頭だ。調教をみてみると単走であったが併走しているかのように前向きさと力強さがあり前走より一段上で仕上がっているようだ。武藤善則厩舎は当馬の紫苑ステークス勝ちで11年ぶりの重賞勝ちだったみたいだが勝負事ってブランク抜けた後にポンッポンッと勝ったりするものだ。前走後のコメントで武藤師は「脚が溜まればはじけることは証明された」と、横山典騎手は「馬はまだ若いけどいいところがいっぱいある」とコメントしており、今回も長所である脚を溜める競馬をするはずでやることが明確なだけリバティアイランドだけ見てドスン!一発まで。
マスクトディーヴァは前走ローズステークスをレコード勝ちしている。近3走を阪神コースの2000ー1800ー1800とよく似た条件を使われているのが、その走りの中身は3走前と近2走では明らかに違っておりまるで別馬のようだ。ディープ産駒が得意としていた阪神コースでレコードを出したように母父の血が騒ぎ出したようなら要注意だ。鞍上の岩田望来騎手は上手は上手なんだが無難な乗り方をするタイプ。これは親父を反面教師にしている部分もあるだろうし、他の人馬に迷惑をかけることが親父にも迷惑かけるとの両方の心理が働いているのだろうが(横山和・武史も似ている面あり)、これは2世・3世の宿命だろう。その点で言うと多頭数の真ん中7番はやや乗りにくくさせそうだ。
穴っぽいのはグランベルナデット。紫苑ステークスで1番人気だったのが走りに見どころはなく逆に幼さが色濃く映った。しかし今回調教では一番よく見えたのが当馬だったのでキッチリ仕上がって本番を迎えたのはポジティブ。2000の距離は2勝していて適性があり主戦の松山騎手も良いところ&悪いところも理解しているのを含めてどこまで化けてくるかに注目したい。またキズナ産駒はダートや重い馬場も走るのだが当馬は過去成績を見ても良馬場向きで天気には配慮したい。
ドゥーラも穴気配。斎藤新騎手には失礼な物言いだが、斎藤新騎手はJRAトップ10にライクインする騎手ではないのだが、その騎手でGⅢ2戦2勝、GⅠを3着&6着であり相性がいいのももちろんあろうが馬に能力がなければ実現しない実績である。仮に鞍上で人気が落ちるようなら馬券的にはストロング・バイとなる。前走などをみると捲り気味に4角を上がってきるので直線の短い京都に合いそうな感じがする。ちなみにリバティアイランドには2敗しており全頭を薙ぎ倒すようなイメージはない。
◎ 8 モリアーナ
◯ 6 リバティアイランド
▲ 5 ドゥーラ
△ 7 マクストディーヴァ
△ 15 ヒップホップソウル
× 10 グランベルナデット
× 2 ハーパー