2025スプリンターズステークス予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

当日の天気は曇りではあるが雨の心配はなく馬場コンディションは良好となり引き続き高速馬場が予想されることから中山1200の持ちタイム上位を見てみよう。

「1分07秒0」 トウシンマカオ・ルガル

「1分07秒1」 カピリナ・サトノレーヴ・ナムラクレア・ママコチャ

「1分07秒2」 ベアボルックス・ヨシノイースター

「1分07秒3」 カンチェンジュンガ

「1分07秒4」 ジューンブレア

「1分07秒5」 ピューロマジック

上記以外の馬は中山1200を未経験で、上記の馬も当然ながらタイムを出した時期(年齢)が異なっており一概に判断できないが走力の下地と言う意味で判断材料・参考材料のひとつとしたい。

ピューロマジックの一発ある。海外帰り初戦の前走が直線1000のアイビスサマーダッシュだったのだが初めての1000メートルでも慌てることなく好位から抜け出す大人びた走りは馬が変わった印象を受ける。前年のスプリンターズステークスに出場しておりハナを切って8着だったが、今は前に馬をおいて我慢できるようになっており昨年とは違う走りが期待できそうだ。調教後馬体重も興味深く、そのピューロマジックが4歳で28キロ増、ナムラクレアが6歳で18キロ増でともに過去最高体重を記録している。普通に考えると増えすぎなのであるが調教の動きがともに抜群で重さや太さを感じさせないどころかキレを感じさせる動きなのが印象的だ。ナムラクレアなどは追い切りがハードで陣営曰く今までの調教量の1.5倍を乗り込んできたと言っている。それらに馬が応えてビルドアップした格好ではないだろうか?ピューロマジックは2走前が海外レースで前走で重賞勝ち、G3ではあるが国内重賞3勝の実績があり4歳の時期を考えても本格化を感じさせる馬体重の成長カーブに加え、最内1番枠をGETして今の馬場ならば自身の持ちタイム1分7秒05は更新できG1でも勝負になるとみる。

ジューンブレアに穴気配。中山1200は3戦3勝の4歳牝馬だが、4走前から馬体重を減らすことなく1着→1着→2着(重賞)→2着(重賞)と結果を残しており競馬と言うものを覚えてフィジカルが伴ういわゆる本格化真近と見ていいタイミングでの中山1200の舞台設定は追い風になろう。13番枠はやや外目もスタートセンスよく前目好位につけることは可能で、好位から捕まえるパターンや前目から押し切るパターンの脚質はごちゃつくことなく鞍上の武豊にしても乗りやすいはずで馬のポテンシャルを発揮させよう。

トウシンマカオとカンチェンジュンガは前走のセントウルステークスで同じような位置から追い出してカンチェンジュンガが1着でトウシンマカオが3着。もちろんトウシンマカオの実績が一枚上で前走が本丸ではないのでトウシンマカオの評価を下げる必要はないのだカンチェンジェンガが5歳でトウシンマカオが6歳、持ちタイムもコンマ3秒の範囲であれば人気になりそうなトウシンマカオ(11番枠)よりカンチェンジュンガ(5番枠)の方に魅力を感じる。

そのカンチェンジュンガでなくママコチャでもなく川田騎手がチョイスしたのはルガル。ここ数週間毎週重賞を勝っている川田騎手にレーディングトップの杉山晴厩舎のコンビに前年の当レースを勝ったルガルとなればマークは必須だろう。前走の海外レースであるチェアマンズスプリントプライズでは5着であったがラストはインから伸びてきており2着のサトノレーヴより見所があったように思う。やや間隔が空いてのG1となるが鉄砲が効く馬でしっかり乗り込まれているようだ。近2走の海外レースでは後方からになったが昨年勝った当レースのVTRを見て欲しいのだがスタートを決めて3番手くらいでレースを進めて最後は前を取られて勝利しているように今回も15番枠ではあるがスタートを決めそうな予感があり、そうなると持ちタイムからも大きく崩れることはないのではないだろうか?

◎  1 ピューロマジック

◯ 13 ジューンブレア

▲ 15 ルガル

△  4 ママコチャ

△  6 ナムラクレア

×  8 ベアボルックス

×  5 カンチェンジェンガ