2023菊花賞予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

査定1位のソールオリエンスと査定3位のタスティエーラはクラシック王道路線を進み結果を出してきたため査定でも評価はされるだろうと思っていたがここに割って入ったのが査定2位のドゥレッツァだった。ドゥレッツァは新馬こそ3着だったがその後4連勝で菊花賞に進んできた上がり馬で、デビューから全て1番人気&距離2000以上を使われており2戦目の未勝利戦ではサトノグランツに先着している。今回大外枠を引いてしまったっことはネガティブではあるが、ソールオリエンスとタスティエーラはなんとなく能力が知れた感じがするのに対してドゥレッツァには底が見えていない魅力はありクリストフのエスコートでスムーズにレースを進めたい。底が見えてない事からいえばサトノグランツも同じで前走の神戸新聞杯での走りや終いのキレはダービー11着時とは明らかに変わっていて可能性を感じさせよう。当馬の場合は加えて鞍上の川田騎手に注目したい。先週に牝馬3冠を達成しアスリートとしてひと山超えたことで年齢的にも技術的にも円熟期に突入しそうで向こう5年は川田黄金時代がやってきそうで世界のトップジョッキーを加えたとしてもJRAにおいては最も信頼できる騎手に上り詰めたと見ていい。このレベルの騎手になると順位を1つ繰り上げるくらいの力量があり3番人気内だと勝ち負け、1桁下位人気でも掲示板に持ってくる力はあるから馬の成長含め有力な1頭だろう。実績重視とすればソールオリエンス・タスティエーラ、可能性を買うならドゥレッツァ・サトノグランツとなり、この4強の争いが予想本線となりそうだ。穴としてはナイトインロンドンをあげておきたい。鞍上的には買いにくいがw、長めの距離を使われてきたグレーターロンドン産駒で、天候・馬場・他馬レベル等、一概に比べることはできないまでも東京2400の持ちタイムは2分24秒9で日本ダービーよりコンマ3秒速いことはストロングポイントで今回の調教では当馬が一番よく見えたのも波乱の使者を予感させる。調教では他に3000を前目で押し切るには難しいとは思うがリビアングラスと、武豊鞍上のファントムシーフがよく見えた。

◎ 17 ドゥレッツァ

◯ 14 ソールオリエンス

▲ 11 サトノグランツ

△  7 タスティエーラ

△ 13 ナイトインロンドン

× 15 ファントムシーフ

×  6 リビアングラス

2023秋華賞予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 この馬ピックアップ! 】

査定1位は3冠に挑むリバティアイランド。馬と同じく川田騎手にとってもクラシック3冠に挑むのははじめてとなる。前走オークスを6馬身差の圧勝で若馬の短期間での成長力を考慮してもこの組との勝負付けは済んでいるとみていいだろう。オークスの2400メートルを6馬身差つけるには馬との折り合いがついている事の証明であり、その点は今回も安心材料になりそうで初の京都コースや多頭数レースはこなせるだろう。不安があるとすれば決め手になるか?勝負付けが済んでいないであろうオークス以外の馬は一度叩いて来ているので終いは格好をつけてくるのに対して休み明けの当馬は一瞬の加速(瞬発力)が甘くなる可能性はあるだろう。

モリアーナは前走の紫苑ステークスを馬群の中から末脚一閃の印象的な競馬で制しており注目の一頭だ。調教をみてみると単走であったが併走しているかのように前向きさと力強さがあり前走より一段上で仕上がっているようだ。武藤善則厩舎は当馬の紫苑ステークス勝ちで11年ぶりの重賞勝ちだったみたいだが勝負事ってブランク抜けた後にポンッポンッと勝ったりするものだ。前走後のコメントで武藤師は「脚が溜まればはじけることは証明された」と、横山典騎手は「馬はまだ若いけどいいところがいっぱいある」とコメントしており、今回も長所である脚を溜める競馬をするはずでやることが明確なだけリバティアイランドだけ見てドスン!一発まで。

マスクトディーヴァは前走ローズステークスをレコード勝ちしている。近3走を阪神コースの2000ー1800ー1800とよく似た条件を使われているのが、その走りの中身は3走前と近2走では明らかに違っておりまるで別馬のようだ。ディープ産駒が得意としていた阪神コースでレコードを出したように母父の血が騒ぎ出したようなら要注意だ。鞍上の岩田望来騎手は上手は上手なんだが無難な乗り方をするタイプ。これは親父を反面教師にしている部分もあるだろうし、他の人馬に迷惑をかけることが親父にも迷惑かけるとの両方の心理が働いているのだろうが(横山和・武史も似ている面あり)、これは2世・3世の宿命だろう。その点で言うと多頭数の真ん中7番はやや乗りにくくさせそうだ。

穴っぽいのはグランベルナデット。紫苑ステークスで1番人気だったのが走りに見どころはなく逆に幼さが色濃く映った。しかし今回調教では一番よく見えたのが当馬だったのでキッチリ仕上がって本番を迎えたのはポジティブ。2000の距離は2勝していて適性があり主戦の松山騎手も良いところ&悪いところも理解しているのを含めてどこまで化けてくるかに注目したい。またキズナ産駒はダートや重い馬場も走るのだが当馬は過去成績を見ても良馬場向きで天気には配慮したい。

ドゥーラも穴気配。斎藤新騎手には失礼な物言いだが、斎藤新騎手はJRAトップ10にライクインする騎手ではないのだが、その騎手でGⅢ2戦2勝、GⅠを3着&6着であり相性がいいのももちろんあろうが馬に能力がなければ実現しない実績である。仮に鞍上で人気が落ちるようなら馬券的にはストロング・バイとなる。前走などをみると捲り気味に4角を上がってきるので直線の短い京都に合いそうな感じがする。ちなみにリバティアイランドには2敗しており全頭を薙ぎ倒すようなイメージはない。

◎  8 モリアーナ

◯  6 リバティアイランド

▲  5 ドゥーラ

△  7 マクストディーヴァ

△ 15 ヒップホップソウル

× 10 グランベルナデット

×  2 ハーパー

2023凱旋門賞予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

成績面からエースインパクトが人気の中心になるのだろうが、それほど抜けた存在だとは思わずむしろ混戦と見る。その理由としてフクムが6歳馬で、その他14頭は全て3〜5歳の若い馬であることから騎手のエスコートやレース展開、馬場等含めて流動的な面が大きいように思う。中でも取り上げたいのはプラスデュキャルゼル・フリーウインド・ウエストオーバーの3頭だ。プラスデュキャルゼルとフリーウインドは日本からエントリーしているスルーセブンシーズを加えて今回出走する牝馬トリオのうちの2頭。プラスデュキャルゼルは地元フランス騎手レーディング2位(勝率では1位)のMバルザローナが鞍上で、フリーウインドは凱旋門実績際立つご存知Lデットーリで、女馬+名手でエースインパクトを1本マークして打ち負かしそうな気配を持っている人馬となる。また公式レーディングからエースインパクトを上回っているのはフクムとウエストオーバーでベタな言い方をすればエースインパクトをマークせずに自分の競馬をすればエースインパクトに勝てる馬が先の2頭ということだ。過去の日本馬が参戦した凱旋門賞のレースなどを見ても差し馬よりも好位&前目につけて運べる馬に良績が集中するレースであり脚質が差し系のエースインパクトに対して(鞍上Cデムーロも考えて乗るだろうが)前にいるであろうプラスデュキャルゼルとウエストオーバーには要注目とみたい。

◎  8 プラスデュキャルゼル

◯ 13 エースインパクト

▲  6 ウエストオーバー

△ 14 ファンタスティックムーン

△ 12 フィードザフレーム

× 10 フリーウインド

× 15 コンティニュアス

×  5 ベイブリッジ

2023スプリンターズステークス予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 この馬ピックアップ! 】

査定1位はナムラクレア。ポイントで頭ひとつ抜けたのはメンバーが小粒な分だけ当馬の信頼度が上がった感じだろう。ただ最内1番枠はやや波乱を誘発しそうな気がしないでもない。行ききりたい先行馬が3〜4頭程度いて内の当馬がそれを交わしながらゴールするとなると下がってくる馬を捌くか、または外に出す作業が必要となり鞍上的にはネガティブ。当馬にはG1レベルの能力は備わっていると思うがG1で結果が出ていないのは(5着・3着・5着・2着・8着)エスコートミスな面もある。また近3走では真ん中より外の枠になっており今回は久々の内枠となったのもやや不安で浜中騎手は「思いっきりの良さ」が魅力なのだが最内枠でそこを消さずに乗れるかどうか?と言ったところ。

査定4位のオールアットワンスに一発の予感。前走アイビスサマーダッシュを勝ったのだが直線1000メートルながら脚を溜めてドスンの味のある競馬は今回にも繋がるだろう。その前走ではホー騎手にオーダーが入っていたのが落馬の影響で石川祐紀人騎手に代役が回ってきての上記の満額回答で、さらに今回のG1続投になったことで本人もマイナスイメージは一切なくポジティブなまま乗ってきそうなのもアッと言わせそうな感がある。馬は1200戦やカーブがタイトなコースでも結果を出しておりコーナリングの心配はない。また5歳ではあるが怪我もあって通算11回しか競馬を走ってないのも可能性&本格化の面から魅力に映ろう。

穴っぽいのは査定2位のナランフレグ。去年は6番枠から3着に好走して今年は4番枠をGETした。行きたい馬も多くレース展開が流れそうなのも当馬に向きそうでダイアトニックやシュネルマイスターがいた昨年よりは明らかにメンバーレベルも手薄なだけに今年も波乱の使者になる可能性はある。近2走は2桁着順ではあるがこれも当馬の特徴で2年前は10着→2着、昨年は9着→3着等、秋のはじめに舞台問わずポンッと好走する意外性がある。脚質的にラストの追い込みに賭ける馬なので今回もラストは外に出してくることが予想される。当日の馬場状態で内が止まらないのか?外が伸びるのか?を確認したい。

◎  7 オールアットワンス

◯  1 ナムラクレア

▲  6 ママコチャ

△ 10 マッドクール

△  9 アグリ

△  4 ナランフレグ

×  3 ピクシーナイト

×  5 ウインマーベル

2023宝塚記念予想

おまけで土曜のジャンプ重賞「東京ジャンプステークス」の予想もしておりますw

よければついでにご覧くださいませ。

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

査定1位はイクイノックス。海外帰りとなるが日程的に余裕をもったローテーションであり疲れも取れているだろうしケアも十分できていてそこの心配はなく当馬を中心としたレースが行われるのは間違いない。イクイノックスに心配な面で言えば馬という生き物のメンタル面で、同じ厩舎のスキルヴィングが残念な事になった影響がイクイノックスにあるのかどうか?って事だ。仮に世界トップの野球選手であるエンジェルスの大谷選手であってもチームメイトが突然なくなれば動揺はするだろうしいつもと同じ精神状況で試合に臨めないだろうことからイクイノックスにもこういった影響が現れるとしたらラストの直線で競り合う時にふと力が抜ける可能性はあるかもしれない。その点を含めこの馬に関して言えば自分との戦いに尽きるといえよう。

穴っぽいのはダノンザキッドとドゥラエレーデ。

ダノンザキッドは3番枠+北村友騎手できっちり内ラチ沿いを1周しそうで最も阪神内回りの恩恵を受けるのはこの馬だろう。馬体もパンパンの5歳馬でフィジカル的にはピークを迎えておりイクイノックスと比べるとキレ負けこそするが馬力では負けてない。また国内外のトップホースとレースをしてきており戦ってきた相手でみれば今回のメンバー随一で大舞台であればあるほどその経験が生きてくるはずだ。

ドゥラエレーデは先行脚質でありながら大外17番枠となったが、これが逆に良い方に出そうな気がする。古馬に混じって今まで通り先行したとしても後ろからのプレッシャーに潰されるだけだろうが幸騎手はスタート後に大外枠からプッシュして無理にポジションを取りにいかないはずで道中で脚をためれればラストで53キロの斤量が生きてきそう。調教も良い動きをしていて鞍上も「思っていたよりいい。1完歩が大きい」等、色気を持っていそうなテン乗りの幸騎手が当馬の新味を引き出しそうな予感はある。イメージとしてはアカイイトのような捲り気味に4角に進出する絵が浮かぶ。ただ若い調教師は「スタートは良いので前のポジションを取りたい」と柔軟性のないコメントをしていて残念。

今回イクイノックスの対抗に見られそうなジャスティンパレスだが正直イクイノックスとジャスティンパレス含めた4歳以下の馬との勝負付けは済んでいる。イクイノックスとの勝負論で言えば5歳以上ということになろうがここでも何かしらイクイノックスの自滅っぽい要素が必要となる。当日のパドックで入れ込んで若さを見せるとか反対に妙に落ち着きすぎているような感じであれば確率は少し下がるが、キビキビと今まで通りに周回しているようなら85%くらいの確率で勝つのではないだろうか。

さらに血統的な観点から違う角度で見てみよう。

世界ランク1位の馬に対抗しようとするには血の後押しが必要で阪神コースであればそれはディープ産駒になろう。(一時の阪神はディープ産駒が勝ちまくっており特段相性のいいコース)

今回のメンバーでディープ産駒は、

アスクビクターモア(阪神コース1戦1勝、菊花賞勝ち)

ジャスティンパレス(阪神コース3戦2勝、3着1回のオール3着内)

プラダリア    (阪神コース3戦1勝、3着1回、菊花賞7着は距離の言い訳OK)

の3頭となる。

馬券的にはイクイノックスに対して上記3頭の内どれかが絡み、さらに全頭の中から展開や流れ次第でもう1頭が紛れて3着内が確定するイメージもひとつの馬券シナリオとして成り立つ。

◎  5 イクイノックス

◯  3 ダノンザキッド

▲ 11 ジェラルディーナ

△  9 ジャスティンパレス

× 12 アスクビクターモア

× 17 ドゥラエレーデ

【 東京ジャンプステークス 】

◎ 10 ホッコーメヴィウス

◯  2 トライフォーリアル

▲  9 ジューンべロシティ

△ 11 グレートバローズ

×  5 ロードアクア

×  7 ザメイダン