


海外競馬により情報が少ない中での査定表となっております。ご考慮ください。
◎ 11 アンリマティス
◯ 8 アルカントール
▲ 6 リードアーティスト
△ 9 サーラン
× 4 ダンシングジャミナイ
× 3 ロザリオン



※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
宝塚記念の特徴の一つに「季節性」というものがある。梅雨前・梅雨入り後のジメッとした湿度と雨量が馬場や競走馬に与える影響を考慮することが必要で、例えばドウデュースなどはダービーやジャパンカップといった東京2400の総合力を問われるまぐれでは勝てないコースを勝っていてさらには有馬記念も勝っているが宝塚記念は6着である。叩き良化型で多少のムラッ気はある馬ではあったが6着は負けすぎで、そこにあるのは季節特有のレース環境であり、そこにアジャストする馬を狙うのが宝塚記念攻略の近道とみる。ちなみに梅雨時期(6月・7月)の重賞で連対実績のある馬はローシャムパーク・ヨーホーレイク・ソールオリエンスの3頭となる。
査定1位はべラジオオペラ。当馬のストロングポイントはスタートから隊列が決まるまでのポジション取りにある。前走などはスタート後にインの2〜3番手、まさにビクトリーポジションともいえる位置をキープして折り合いながら4角まで進んできており後は抜け出すだけのレースでレコードを叩き出した。時計や悠々とゴールする勝ち方が目立つところではあるがポイントはスタート後だったように思う。今回は最内枠からスタートで、メイショウタバルが逃げて隣の2番枠ドゥレッツァが続くようだとその後ろのポジションには当馬がピタリと収まる可能性が高く、そうなれば不利やアクシデントがない限り凡走はないだろう。鞍上的にも、丸2年ほど継続騎乗している相棒(べラジオオペラ)とのグランプリチャンス到来、ファン投票1位、そして今週には弟・武史が東京ダービーを勝って「次は俺の番だ!」と、気力が充実した状態での大一番となったことも追い風となろう。ちなみに調教の動きは抜群でこの馬が一番良く見えた。
今回の舞台でべラジオオペラに真っ向勝負して先着する可能性があるとすれば、グランプリ実績のあるレガレイラと馬場が味方した時のソールオリエンスしか思い浮かばないのが正直なところ。レガレイラは17番枠を引いてしまってべラジオオペラの最内枠に対しての大外枠、また阪神コース4戦4勝のべラジオオペラに対して、阪神コースが初めてのレガレイラと17頭立てのレースなので何が起こるかわからないが2頭だけを比べると今回に関していえばレガレイラが見劣ってしまうのは否めない。戸崎騎手の「神騎乗」の条件つきで一撃!
そうなると狙いたいのはソールオリエンスだ。昨年の宝塚記念を重馬場で2着に好走しており季節性を味方につける可能性がある。しかし昨年の宝塚記念は京都開催であり阪神競馬場との相性は昨年&今年の大阪杯を2走して7着と10着であり結果が出ていない。ともに良馬場の阪神コースであり道悪でどうか?はあるし、皐月賞馬だけに(中山コース実績)阪神の坂がネックになっている事はないと思われ面白い一頭ではないだろうか?ただし重馬場ほど馬場が悪化せずに鞘重程度で収まれば、レースが動いて前目好位から抜け出すべラジオオペラと後方から動き出すソールオリエンス、開幕2週目の馬場を考慮すればべラジオオペラをねじ伏せるのは簡単なことではない。「馬場が味方」しての条件つきで一発!
ヨーホーレイクに穴気配。阪神コースOK、道悪OK、そして2200はベストであり長期休養があったとはいえ7歳馬の当馬にとってG1奪取するラストチャンスにして最も力を発揮できる舞台は整った。前走などラストは馬群をこじ開けてきており2000(前走)から2200(今回)に伸びて良い方に出そうな感じがある。岩田望騎手も手の内に入れた今なら9番枠から「こうゆうふうに乗りたい」という明確な意図を持って乗るはずで期待したい。
◎ 11 ソールオリエンス
◯ 1 べラジオオペラ
▲ 17 レガレイラ
△ 9 ヨーホーレイク
△ 5 チャックネイト
× 2 ドゥレッツァ
× 15 ロードデルレイ
× 13 アーバンシック



※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
ジャンタルマンタルはマイルでアスコリピチェーノに1馬身以上離して勝つ馬なので万全なら当然有力な一頭だろう。その昨年のNHKマイルカップではジャンタルマンタルとアスコリピチェーノがオッズで単勝同率の2.9倍、複勝オッズでアスコリピチェーノが僅かに上回りジャンタルマンタルが2番人気になったがレース後に川田騎手は「この馬のレースをすれば負けることはないと思っていた」みたいな事を言ってたのが印象的で記憶に残っている。前走の香港マイルで13着の大敗後の帰国初戦だが調教で自己ベストと体制を立て直しており川田騎手で10番枠GETなら勝ち負けとみる。
ソウルラッシュは次走7月30日のサセックスステークス(英国)を登録しており、前走ドバイで次走イギリスの間であるココがメイチとは思えない。だが例えばロマンチックウォリアーやヴォイッジバブルみたくG1を4連勝・5連勝する馬の場合はメイチ仕上げの必要はなく8割9割の仕上げでそこから馬が自らレースにて10割近いの力を発揮するような水準の完成度でありソウルラッシュはその域に達した可能性のある馬である。内枠を引いたら包まれるリスクはあると思っていたが13番枠を引いており、辛口発言になるがこれで浜中騎手リスクはなくなったのではないだろうか?調教でも凄味を見せていて当日の天気も晴れ予報であり凡走はないだろう。世界レベルの走りを期待したい。
上記2頭が頭一つ抜けていると見るが、マイルでの可能性を秘めていそうなシックスペンス&プレイディヴェイグの存在と、展開&馬場が味方した時のウォーターリヒト&ジュンブロッサムの末脚はレースに厚みを増す。
シックスペンスは新馬戦→2戦目を1600を走り2戦2勝、それ以来のマイル戦になる。一般的に(今の東京の高速馬場はやや例外的な感じもするが)東京マイルはスピード能力はもちろんだが同時に1800程度を走り抜ける走力も必要とされると言われており、その点でいうと当馬は毎日王冠を勝っている通りクリアしている。後はスピード能力がマイルG1で通用するかどうか?と言ったところだが、ルメール騎手はプレイディヴェイグより当馬をチョイスしているところから見るとスピードでも勝負できる下地はあると見てよさそうだ。当馬が査定1位となっている以上過小評価はできない。
プレイディヴェイグの3走前のマイルCSではソウルラッシュにコンマ4秒差の4着とマイルG1で通用する走力は示しているだけに5歳牝馬という本格化するとすればそろそろの頃合い含めて魅力的に映る。牝馬限定戦ではあるが当馬も東京1800の府中牝馬ステークスを勝っている馬でありマイル実績こそないが舞台設定は悪くないはずだ。
ウォーターリヒト&ジュンブロッサムはともに自分で主導権をとってレースを進めるタイプではないだけにレースがどう動くかに左右される面はあるが、ウォーターリヒトは14番枠、ジュンブロッサムは17番枠とスムーズにレースを進められ終いにかける競馬を行うだけ!という枠順で鞍上的に迷いなく乗れるシュチュエーションは馬券に絡む可能性を感じさせよう。
調教でよく見えた馬が多く、ソウルラッシュ・ジャンタルマンタル・シックスペンスは抜群の動きを見せていた。それらと同じくらいの動きを見せていたのがガイアフォースで変わり身の点で言えばガイアフォースに一番の変化を感じた。若武者・吉村騎手の思いっきりの良さと思いっきり走る馬が人馬一体ならダークホースとなる可能性がある事を最後に付け加えておこう。
◎ 10 ジャンタルマンタル
◯ 13 ソウルラッシュ
▲ 1 シックスペンス
△ 7 ガイアフォース
△ 14 ウォーターリヒト
× 5 レッドモンレーヴ
× 17 ジュンブロッサム
× 18 プレイディヴェイグ