2024宝塚記念予想

おまけで土曜日のジャンプ重賞「東京ジャンプステークス」の予想もしております。

よければご覧ください。

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

上半期総決算の宝塚記念はファン投票もあり強くて人気のある馬が一段と買われオッズ妙技が薄れるのだが競馬のあり方としてご贔屓にしている馬がいるのであれば応援しながらレースを楽しめば良いのだがワタクシみたいにギャンブルとして競馬をしている場合は人気どころがより人気になってしまうようなレースはそこを逆手にとってナンボ。そこで今回は人気になりずらい分(ファン人気が少ない分、逆に妙技が増す)狙ってみたい2頭を紹介しようと思う。

まずは査定1位のプラダリアだ。池添騎手は個人的には買いたくない騎手なのだがここは目をつぶりたい。京都コースは2戦2勝でありそれぞれ良馬場と重馬場で1勝づつをあげているのも買い妙技が高まる格好で、斤量58キロも背負えるためマイナス材料がほとんどない。相手関係だが昨年の当レースでは良馬場で勝馬イクイノックスからコンマ4秒差の6着となっており時計勝負でもOKなうえ、今年のような雨の影響で時計もかかる心配のある場合でも勝負できる。当馬も今年が6歳とか7歳なら厳しいが今年3戦目の5歳であり年齢的にもG2を3勝している実績からもG1舞台での激走があってもおかしくないはずだ。天候&馬場によるレース展開次第では一発まで!

もう1頭は査定4位のブローザホーン。この馬2022年の6月、つまりちょうど2年前の今の時期から12戦して3着内をハズしたのは1回のみであり真近3戦などは、3走前はG2日経新春杯を勝利→2走前はG2阪神大賞典3着→前走はG1天皇賞・春で流石に厳しいかと思われる中で2着と完全に本格化したとみていいだろう。エピファネイア✖️デュランダルでいかにも道悪は望むところで不良馬場でも鞘重馬場でも実績がある。鞍上は菅原明騎手の13頭立てで12番枠と人気にならなさそうな感じだが、騎手は馬を手の内に入れおり追えるタイプで12番枠も脚質的にマイナスにはならないはずだ。長くいい脚を使うタイプのジャスティンパレスやディープボンドなどが京都コースの下り坂を利用してレースが動き出すことになりそうだが、そこでひと呼吸我慢してから追い出せるかが鍵となりそうだ。

天気予報的に良馬場はなさそうだが、鞘重〜重〜不良と馬場は流動的で波乱の要素がジワリ。応援する馬がいる人も、波乱に賭けてみる人もそれぞれの楽しみ方でレースを見守る事ができる。それが競馬なのではないだろうか。

◎  7 プラダリア

◯ 12 ブローザホーン

▲  2 ジャスティンパレス

△  4 ドウデュース

× 10 ローシャムパーク

×  1 シュトルーヴェ

【 東京ジャンプステークス 】

◎ 10 ブラックボイス

◯ 14 オールザワールド

▲  5 ヴァレッタカズマ

△  9 ロスコフ

× 13 ヴェイルネビュラ

×  3 ジューンベロシティ

2024安田記念予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

当日の天気は雨予報で雨量に伴う馬場状態が大きくレース結果を左右しそうだ。芝の質の違いなので一概に言えないが極端に言えば日本の鞘重馬場が香港の良馬場に該当するイメージのなかで世界レベルの香港馬2頭が注目を集める。良馬場だと面白そうだが重馬場になると好走イメージが沸かない馬や、その逆のイメージの馬等、馬場次第で馬券に組み入れる馬が大きく変わりそうだ。2日前に予想動画を上げておきながら言うのもなんだが安田記念に関する予想を含めたネットの情報も当日の馬場を踏まえた予想や記事の方が信頼度は高いだろう。ちなみに当ブログでは(良馬場寄りの)鞘重想定で印をつけている。

もう一つ気になるのは馬年齢的なもので一般的に距離が短いほど若い馬が台頭するのは、生物の瞬発的な能力&筋力は年齢に比例して衰えるもので競走馬も例外でない。例外こそあれど年齢の高い馬ほど主戦場は中長距離でありスプリントやマイルからは遠ざかる。そこで過去3年の安田記念の結果を見てみよう。

このように6歳以上の活躍がない中で、

ロマンチックウォリアー

ヴォイッジバブル

ソウルラッシュ

フィアスプライド

ステラヴェローチェ

などは6歳である。

香港の2頭はせん馬なので5.5歳くらいに思った方がいいかもしれないが、安田記念のレース結果が上記の傾向がある中で、今年に限って6歳馬独占!のような結果になるのか?といえば疑ってかかるのも一考だ。今年でいえば3歳馬のエントリーがなく4歳馬もやや力不足となれば5歳馬に注目するのも面白いのではないだろうか?

◎ 15 ヴォイッジバブル

◯  5 ナミュール

▲ 17 セリフォス

△  7 ロマンチックウォリアー

△  3 レッドモンレーヴ

△ 12 フィアスプライド

×  9 パラレルヴィジョン

× 10 ソウルラッシュ

× 18 ダノンスコーピオン

2024日本ダービー予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

馬券購入者の傾向的に大きく分けて「本命党」と「穴党」というのがあるが皆さんはどちらでしょうか?昨今なにかと話題のギャンブル依存症になりやすいのは上記2タイプであればどちらかわかりますか?一見すると穴狙いの方がギャンブル性が高そうなので勘違いしやすいのですが本命狙いの人の方がギャンブル依存症になりやすいのです。それは投入する掛け金が大きくなるからで気がつけば泥沼パターンが多いそう。本命狙いは馬券が当たるという期待が高い分ベットするお金も大きく張るケースも出てくるが、穴狙いは掛け金に極端な変動はない場合が多いようです。今回は日本ダービー特別特典として本命党と穴党それぞれに向けて一頭づつ厳選してお届けしたいと思います。(笑)

【 本命党へのイチオシ 】  15 ジャスティンミラノ

戸崎騎手は小細工せず強気の競馬をすれば勝てるはずで、ざっくり見積もって

 1着確率 55%

2着内確率 60%

3着内確率 75%

くらいに見ていて、友道厩舎の無理しないように整える感じの調整が前走レコードの反動を抜いた上で最高潮で仕上がった感がある。15番枠は少し外を引いたなと印象だが皐月賞も17頭立ての13番枠でメイショウタバルが飛ばして2コーナー過ぎから縦長の隊列となってバラけたので今回も同じようになりそうだから15番枠を数字ほどネガティブに捉える必要はないと思ってたら金曜朝にタバルが取り消し!(苦笑)皐月賞ともオークスとも違うレース展開になりそうだが当日まで晴れて高速馬場との条件が変わらない限り当馬が勝ち切るとみる。

【 穴党へのイチオシ 】   17 ショウナンラプンタ

青葉賞の2着馬。昨年暮れのホープフルステークス7着の後に今年の初戦3月の1勝クラスを勝ったのだがココで少し馬が変わった(グンと成長した)印象を受ける。ダービー初挑戦の鮫島騎手がデビュー時からクラシックに乗せたいと言っており、青葉賞後も「最低限、権利を撮りたいと思っていた」と思い入れが強い。騎手心理としてダービーなどの特別なレースは初挑戦で乗る時の方が思い切って乗れそうな感じもあり人馬ともにやるだけなのも面白い。本命馬がキズナ産駒ならこちらもキズナである。

ワタシの視点だけではなく少しでも馬券的中に参考になればと以下を用意してみました。

トリッキーともいえる中山2000の皐月賞でレコードクラスのタイムを出すには折り合いが不可欠であり、前走でそこをクリアできたのは東京2400へのアドバンテージである。純粋な走力の物差しを皐月賞馬ジャスティンミラノとすれば皐月賞でコンマ5秒差内が相手候補で以下の4頭。

 2 レガレイラ

 6 コスモキュランダ

 8 アーバンシック

13 シンエンペラー

次にジャスティンミラノの東京コースの持ちタイムが

1800=1分48秒0 (共同通信杯)

2000=2分02秒0 (新馬)

今回の出走馬で東京コースの持ちタイムがこれを上回るかコンマ5秒差内であるのは

東京1800では

17 ショウナンラプンタ  1分47秒0

 9 ダノンエアズロック  1分48秒1

13 シンエンペラー    1分48秒1

 2 レガレイラ      1分48秒4

東京2000では

 8 アーバンシック    1分59秒4

 9 ダノンエアズロック  1分59秒6

タイム比較できない馬

 3 ジューンテイク   (別路線)

 5 ダノンデザイル   (皐月賞除外)

11 シュガークン    (別路線)

12 シックスペンス   (別路線)

14 ゴンバデカーブース (マイルのみ)

皐月賞をレコードで勝った馬がいて本番の東京コースが高速馬場となればある程度スピードの下地がないと勝負にならないだろう。ただ純粋な持ちタイム記録であってジャスティンミラノが皐月賞以降に東京2000を走ると当然ながら新馬のタイムより早くなるはずでそこは馬券購入者が個々に成長力を加味して比較しなくていけないだろう。

◎ 15 ジャスティンミラノ

◯ 17 ショウナンラプンタ

▲  9 ダノンエアズロック

△ 11 シュガークン

△  2 レガレイラ

× 13 シンエンペラー

×  8 アーバンシック

2024オークス予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

査定1位はステレンボッシュ。例年の事だがオークスで言えば桜花賞、ダービーで言えば皐月賞を勝った馬はデータポイントを多く獲得する傾向があり定石通りの査定結果と言える。また能力的にも桜花賞組で当馬を逆転するのは少し難しいように思う。では頭で鉄板なのか?と言えばそこは疑ってナンボの話でフルゲートの距離2400&戸崎騎手はテン乗り&レース経験の少ない若馬であるなどフタを開けてみないとわからない処が多く存在している。まして先週には同じ競馬場の古馬G1で14番人気の馬が勝っていて今回で言えば「4番パレハ」や「11番ヴィントシュティレ」が勝ってしまうような事が実際に起こっている。その流れにしたがって今回狙いたいのは、

査定3位のエセルフリーダ

査定4位(同率)のミアネーロ

査定5位(同率)のコガネノソラ

ミアネーロは先週待望のG1勝ちを納めた津村騎手のもう一丁!の可能性があるとみる。3戦して津村騎手で2戦2勝と好相性。その2勝は1800で、5着に負けたのは1600なので距離は伸びて良さそうだ。ドゥラメンテ産駒であることや好位で折り合える馬であることから最内1番枠は絶好と言える。ちなみに調教の動きは抜群で一番良く見えたのは当馬だった。

エセルフリーダは武藤厩舎で武藤騎手の親子タッグで挑む。デビューからの4戦は全て2000で当初からオークスを意識して馬を育ててきているように思う。東京コースも1戦1勝と望む処であり好位で進める事ができる馬で3番枠はスタート次第でベストポジションを確保できそう。今回フルゲートなのに対して小頭数の経験しかなく11頭立てがMAXで好スタートを切れば好位に収まるが遅れると3番枠がアダになる可能性もある。スタート後のゴチャゴチャとするところをスムーズに操縦できるとすればフルゲートとはいえ若馬の場合は実力差もあり道中で手応えが怪しくなる馬も多く後半は捌きやすいはずだ。

コガネノソラはデビューから6戦して全て4着内のなかで真近3連勝中の馬。元々レースセンスがある若馬が競馬を覚えて一番良い状態でオークスを迎えたな♪という印象を持つ。東京1800を2戦2勝しており舞台背景に不安はない。前走に続いて石川裕紀人騎手が手綱をとるわけだが、先週のヴィクトリアマイルで津村騎手が勝って美浦の騎手たちはレースに向けて「俺もやれる」とか「人気薄でもやれる」とメンタルの部分で盛り上がっている面が大きいのではないだろうか?ミアネーロの津村騎手はもちろん、エセルフリーダの武藤騎手や当馬の石川裕紀人騎手も例外ではないと思う。そんな中でひとり戸崎騎手だけが緊張と責任を背負ってレースを迎えることになる(笑)

◎  1 ミアネーロ

◯  3 エセルフリーダ

▲  7 ステレンボッシュ

△ 12 チェルヴィニア

△  5 コガネノソラ

× 13 スウィープフィート

× 14 ライトバック

2024ヴィクトリアマイル予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

査定1位のナミュール、査定2位のウンブライル&マスクトディーヴァはいずれも差し脚質である。先週のNHKマイルカップを見ると1着〜3着はいずれも4角6番手内でありやや前&内有利ではあった。一週間経過して内が少しづつ痛み始め当レースは内外フラットと想定するが見極めは必要だろう。雨の心配もなく15頭立てのレースで広い東京コースということもありスタートからスムーズなレース展開が見込まれ馬場もイーブンなら紛れのないガチンコ決着となることから先に述べた3頭が有力なのは揺るがない。

穴っぽいのはコンクシェルだ。デビュー2戦目からほぼ1ヶ月に1度程度レースに使われている馬であるがその間馬体重がジリジリ増えながら前走ではGⅢの中山牝馬ステークス勝ちを収めている。新馬の福永騎手から始まって川田騎手やモレイラ騎手なども乗っており元々期待される部分がある馬なのだろう。どちらかといえば小回りコースが合っていそうだが今なら東京コースでも十分やれるフィジカル状態と思われる。成長モードが本物なら先行脚質の当馬は後ろから馬が来ても粘り強く走りそうなイメージがある。

直接的な競馬予想ではないが、世の中の移り変わりというかギャンブルの流れというかスポーツが持つ物語性、少しファンタジー(空想)っぽい話をしよう。

少し前に藤岡康太騎手の残念なレース中の事故があった。それでもJRAの興行がスケジュール通りに遂行される様子は社会の縮図のようで個々の家庭や個人にどんな試練があろうとも明日がやってきて日常が繰り返される。競馬と言えば日本を代表するスポーツ大型興行であり、その中において起きてしまった衝撃的な事故の流れを変えるものは2つあって、

ひとつは、 「時間の経過による消化」

もうひとつは、「人物&出来事による気持ちの変化」である

日本競馬界において流れを変えられる人物といえば、JRA社内・馬主・調教師・騎手の中においては武豊しか存在しない。競馬界の内側だけでいえばJRAの役員もいれば有力馬主も存在するだろうがこれらは競馬界の外側に出れば弱い存在で競馬ファンをはじめとした大衆の心を動かすことはできない。レース中に起きた悲しい事故が「黒」だとして、それを消化して「白」(元のステージ)にする影響力を持っているのは武豊だけである。その武豊が乗るのは藤岡康太騎手にG1馬に導かれたナミュール号であればシナリオはひとつしかないのではないか?ナミュールと武豊の人馬がヴィクトリアマイルを勝利することで競馬ファンは藤岡康太騎手への想いに一区切りつける時を迎えるはずだ。そうして競馬という興行はファンと関係者が一体となってクライマックスのオークスそしてダービーに向かうことになるだろう。

◎ 10 ナミュール

◯  5 ウンブライル

▲  6 マスクトディーヴァ

△  4 コンクシェル

△  3 スタニングローズ

×  2 フィアスプライド

×  1 ライラック