2024マイルチャンピオンシップ予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

メンバーの能力からはプレイディヴェーグ・ナミュール・チャリン・ソウルラッシュ(セリフォス)の4強(プラスワン)との位置付けはその通りであろう。【良馬場】ならプレイディヴェーグ&ナミュール、【重馬場】ならチャリン&ソウルラッシュが優位との見立てである。金曜日時点で日曜京都の天気がやや流動的になっているが予想としては雨があったとしても重馬場まで行かない様子。

公式レーディングでは抜けて最上位評価なのはチャリン。高速馬場にも対応できると読んでの参戦だが週末の天気次第で馬場が渋るとライバル馬に不安要素が発生する分追い風になる。仮に今回のメンバーをそっくりそのまま当馬の本拠地イギリスに持っていってレースをするとチャリンが勝つだろう。プレイディヴェーグとナミュールは、マイルチャンピオンシップのリピーター色が強い傾向が追い風になる。ナミュールは昨年の勝馬でぶっつけ本番ではあるがここで凡走するイメージはそれほどなく鞍上クリスチャンとの人馬はやはり有力候補ではある。ただこのローテーションは舐めすぎで去年と同じメンバーであればそれでもいいがゴールデンシックスティみたいなマイル絶対王者ではなくチャリンとプレイディヴェーグが加わった今年は簡単には行かないだろう。もう一頭はプレイディヴェーグで今回がマイルG1初挑戦なのだが先週行われたエリザベス女王杯の昨年覇者で季節性は問題なく距離と男馬相手のガチンコ対決でまだ底を見せていない当馬が好む季節を迎えて驚くべきパフォーマンスを発揮する可能性まである。ソウルラッシュは13番枠+団野騎手で人気相当に勝ち切るイメージまでない。そのソウルラッシュと同等レベルのセリフォスは少しズブくなっていてスタートや勝負所の反応が鈍い印象があるだけに馬の近走はネガティブ&馬を動かせる川田騎手はポジティブといったところ。

穴っぽいのはオオバンブルマイだ。ラストの豪脚はこのメンバーの中に入っても見劣ることはなく当馬の特徴を掴んでいる鞍上が自分の庭と言い切るほとの京都競馬場が舞台であればタイミングを間違えることはなさそうでレース展開や馬場・流れ等、諸々の条件がフィットするかどうだろう。メンバーも強力なため何かしらの追い風は必要だろうがストロングポイントを持っている強みはある。

調教で最もよく見えたのはエルトンバローズだった。当馬は昨年のマイルチャンピオンシップ4着であり西村淳騎手的にも今年はやってやる!気持ちで臨んでくるだろう。エルトンバローズの他にも伏兵の位置付けでありながら調教で動けている馬が多く、ジュンブロッサム・レイべリング・ウインマーベル・コムストックロードはかなり動けているのでG1でどうか?というのはあるがアッと言わせる可能性はあるだろう。

◎  2 プレイディヴェーグ

◯ 11 チャリン

▲ 17 エルトンバローズ

△  4 ナミュール

△  5 ジュンブロッサム

×  6 オオバンブルマイ

× 13 ソウルラッシュ

2024エリザベス女王杯予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

小粒なメンバーの中で最軽量の斤量54キロでレースができるレガレイラが中心と見ていいだろう。

パッとしない近3走を振り返ってみよう。

前走   休み明けを最も合わなさそうな中京コース、コンマ4秒差5着  

2走前  男馬相手の日本ダービー、コンマ7秒差5着

3走前  男馬相手の皐月賞、コンマ5秒差6着

見どころはないのだが言い訳のできる内容であり前走叩いての当舞台は悪くなく狙って獲りにきたように思える。鞍上クリストフのインタビューコメントなどを見ると春先には「チェルヴィニアとレガレイラが楽しみ♡」と早くから素質を評価しているなかでの成長過程であり「レガレイラ自信があります♡」など主戦としての評価が下がっていない3歳馬の可能性は大きい。

穴推奨したいのはシンリョクカだ。器用さのないレガレイラに対してこちらはレースセンスが高い上にフィジカルも追いついてきている印象があり前走は古馬相手に重賞を勝っているのはフラックではないとみる。鞍上は当馬のセンスを「流れが早ければ中段からでも進められるし、流れが遅ければ前のポジションからでもレースができて(流れに)左右されない。自信を持って乗れる」と言っており騎手や厩舎ネームで過小評価してしまうのはNGだ。馬の成長具合・オッズ妙技・レース適正と「馬券」に適しているのはこの馬ではないか?

調教で一番よく見えたのはモリアーナでこの馬はレガレイラと同じような位置取りから同色の差し足を発揮する馬なので鞍上のクリストフVS岩田康含めてどちらが先にどのように動き出すのかも興味深い。天気は当初雨予報であったが今は30%程度の降水確率となっていて道悪までは想定しなくて良さそうだが雨量によっては「レガレイラ・モリアーナ(その他の差し馬含め)の差し届かず!」もあるだろう。どの馬も一長一短で少しの不利を地力でリカバーできるような馬は見当たらず多頭数レースをいかにスムーズにエスコートできるかで順位は大きく変わってきそう。その中でも上記に述べたレガレイラ・シンリョクカ・モリアーナは真ん中の枠を引いていて好印象。必ず上位に絡んでくるだろう♡先週において国内・海外・地方の重賞レース合わせて11本を全てハズしたワタシがいうのだから間違いない!(苦笑)

◎  8 シンリョクカ

◯  7 レガレイラ

▲  5 モリアーナ

△  9 キミノナハマリア

△ 11 スタニングローズ 

×  2 ライラック

× 12 シンティレーション

2024天皇賞・秋予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

天皇賞・秋はココを獲りにきているかどうかが1つのポイントとなりそうだ。メンバー的にはG1実績のある馬も多くそれなりに揃った感はあるが反面、秋初戦の馬も多い。今後、ジャパンカップや香港国際競走を視野に入れる馬がいきなりメイチ仕上げでここに参戦してくるわけもなく8割仕上げ程度であろう。8割仕上げでもG1を勝てるだろうと「◎」を打てるのは近年でアーモンドアイとかイクイノックスクラスでないと難しく、そうゆう意味では多くの馬にチャンスがあるレースではないだろうか?過去戦績から休み明けでも気にならないのはからべラジオオペラとリバティアイランドあたりか?特にリバティアイランドは牝馬であることもムラッ気の無さに影響が出ていそうな印象がある。

前走までを使って参戦してきている馬をみてみよう。

キングズパレスは重賞を戦ってはいるがローカル競馬が多かったり、ステラヴェローチェは6歳にしてはローテーションがタイトなため天皇賞・秋に照準を合わせてきたというよりも調子が良い(安定している)から天皇賞・秋を使う感じはある。またクリストフを手配したレーベンスティールはメイチ仕上げでG1を獲りにきている気配はあるがG1レベルの馬かどうかの見極めが必要でまだG2レベルであれば8割仕上げであったとしてもG1レベル相手には厳しいだろう。その他からは騎手で見ればダノンベルーガはCデムーロを手配する以上は先を見据えるというよりもキッチリ仕上げてナンボだろう。

注目したいのは奥村厩舎のノースブリッジとホウオウビスケッツの岩田親子で全馬の脚質からホウオウビスケッツがハナに行ってノースブリッジが2番手の並びとなる確率が高くこの2頭でレースを支配する可能性があるように思う。両馬とも休み明けではなく臨戦過程からベストの状態でここを迎えてのレースだけに面白い存在になっていて結果を伴うかどうかは流動的ではあるが何かしら(馬場なり天気なり各馬の立ち回り)の追い風が吹けば波乱の使者まであろう。

そして天皇賞・秋のトップピックにはソールオリエンスを取り上げたい。キタサンブラック産駒でレースセンスはないがラストの脚は同産駒イクイノックスばりの豪脚がありハマれば一発の魅力はある馬。陣営のコメントにおいて「結果が出ている(終いの脚を生かす)スタイルを貫く。もう好位は取りに行かない」とキッパリ語っており迷いがないのも混戦においては良い方に出そうな気がしてならない。もちろん鞍上の武史も迷いなく乗れて先頭をいく馬との距離を計ってドスン!と決めるテクニックは持ち合わせている。

◎  6 ソールオリエンス

◯ 10 ダノンベルーガ

▲ 12 リバティアイランド

△  5 ノースブリッジ

△  7  ドウデュース

×  9 ホウオウビスケッツ

×  1 べラジオオペラ

2024菊花賞予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

今年の菊花賞は皐月賞1〜3番人気不在&ダービー1〜3番人気不在でなんとも寂しいクラシック最終戦となった。メンバー的にも小粒感が否めず、近3年は7番人気内での決着になっているレースだが今年に関していえば7番人気内にどの馬が入ってくるのかもよくわからなくなっている。その菊花賞を攻略するためまずはトライアルを含めた前走に注目したい。

〜神戸新聞杯〜

1着ーメイショウタバル           (皐月賞17位・ダービー出走取消)

2着ージューンテイク  【 上がり3位 】 (皐月賞未出走・ダービー10位)

3着ーショウナンラプンタ【 上がり2位 】 (皐月賞未出走・ダービー15位)

〜セントライト記念〜

1着ーアーバンシック 【 上がり最速 】 (皐月賞4位・ダービー11位)

2着ーコスモキュランダ【 上がり2位 】 (皐月賞2位・ダービー6位)

3着ーエコロヴァルツ            (皐月賞7位・ダービー8位)

そして皐月賞・ダービー・神戸新聞杯・セントライト記念、いずれも未出走は以下の6頭である。

アドマイヤテラ    【 前走上がり最速 】

シュヴァルツクーゲル 【 前走上がり最速 】

ノーブルスカイ    【 前走上がり2位 】

ハヤテノフクノスケ   【 前走上がり2位 】

ピースワンデュック    【 前走上がり最速 】

ヘデントール      【 前走上がり2位 】

ちなみにクラシック未出走で菊花賞馬に輝いたトーホウジャッカルの場合は神戸新聞杯を上がり最速の3着から栄冠を掴んでいる。上記6頭はいずれも1勝クラス〜3勝クラスではあるがハヤテノフクノスケ2着以外の他5頭は前走を勝っているため未知の3000という距離も含め可能性を秘めての参戦となる。そしてトライアル組と未出走組を含めて目をひく点は、コスモキュランダの「皐月賞2着」と前走を「上がり最速」で勝ち切ったという2点しかない。

メンバー構成から押し上げられる感じでダノンデザイルが中心になり、ダービー馬以外は穴馬のような位置付けではあるが3頭を穴推奨してみたい。

1頭目はエコロヴァルツだろう。今回のメンバーでG1レース3着内の実績(下記)がある中の1頭で、

コスモキュランダ (皐月賞2着)

ダノンデザイル  (日本ダービー1着)

エコロヴァルツ  (朝日杯FS2着)

近3走を見ると皐月賞 は11番人気→7着、日本ダービーは17番人気→8着と馬券師の皆様に過小評価をされやすいのだが、前走セントライト記念は3番人気→3着となった。この前哨戦であるセントライ記念ではスタート後にハナから2番手につけて最後はアーバンシックに3馬身差、コスモキュランダに2馬身差をつけられての3着で今回距離が伸びて厳しいか?と思っていたが調教を付きっきりで付けている前走鞍上の岩田康騎手が「距離は持つ」と言っているのが面白い。岩田康騎手的に今回人気になりそうなアーバンシック&コスモキュランダの脚を見切ったのか?それとも当馬の乗り方ひとつで勝負になる手応えを掴んだのかそこはわからないが何か匂う感じはある。

もう1頭はメリオーレムだ。前走の神戸新聞杯では1番人気に評価されていた馬で結果は5着だった。その神戸新聞杯は改修工事の関係でトリッキーな中京コースで開催されていてその前までは新馬から7戦走ってオール3着内と2000メートル以上の距離を折り合いながら好走している。また神戸新聞杯は鞘重馬場であったことから川田騎手はレース後「馬場の得意・不得意がでたとはいえ重賞初挑戦で良く頑張ってくれています」とコメントしていて、初重賞にトリッキーなコースと馬場がトリプルパンチとなった側面は大きいのではないだろうか?その川田騎手は今回も継続騎乗で当然見直しの必要はあり3000の距離に関していえば当馬が一番安心感があろう。

エコロヴァルツ&メリオーレムともに査定評価で伸び悩んだため良い枠をGETできればと思っていたがともに7枠と追い風吹かず。G1実績のある岩田康騎手&川田騎手の手綱捌きに賭けるといったところか。

3頭目は結果的に少しファンタジー予想になってしまったためまずはワタクシの印を紹介したい。

◎  1 ピースワンデュック

◯ 11 ショウナンラプンタ

▲ 13 アーバンシック

△ 14 メリオーレム

△  4 ダノンデザイル

×  9 コスモキュランダ

× 15 エコロヴァルツ

× 17 アドマイヤテラ

柴田善臣騎手のピースワンデュックが菊花賞に輝くシナリオはないか?しるし的には査定表と各馬の過去VTR等今までと同列に予想したのだが若手はショウナンラプンタの鮫島克騎手くらいで柴田善臣・横山典弘・武豊・岩田康成・Mデムーロと50代中心なメンバーが並んでしまった。これは若手の度重なるスマホ不祥事や藤田菜七子騎手電撃引退でブランドイメージが大きく傷ついたJRAの起死回生のレースとなるべくベテランにスポットが当たる流れではないだろうか?藤田菜七子騎手が在籍した美浦では一時はお通夜ムードが漂ったはずだがそれを払拭できるのは大ベテラン柴田善臣騎手の一撃。これこそがJRA的にも騎手会的にもベストシナリオだろう。ギャンブルの世界では得てしてこのようなドラマチックなストーリーが成立するのである。

2024秋華賞予想

おまけで日曜日のジャンプ重賞「東京ハイジャンプ」の予想もしております。

よければご覧くださいませ♪

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

査定1位のステレンボッシュ&チェルヴィニアがポテンシャルで頭ひとつ抜けていてそれにクイーンズウォークが続く印象でレース当日は天気予報的に雨の心配はなく快晴でありレースがスムーズならば人馬の総合力で

ステレンボッシュ  ー 戸崎

チェルヴィニア   ー Cルメール

クイーンズウォーク ー 川田

この3頭が有力との構図はその通りであろう。

だがこの3頭で馬券的に怪しくなるのはまずクイーンズウォークだろう。クイーンズウォークの川田騎手がチェルヴィニアとステレンボッシュを負けしにいくとすれば馬の走りたいように走らせたら勝てないわけで何らかの負荷やストレス(押し引き&右や左のコース取り)を与える手綱捌きにならざるをえない。それに馬が応えられればいいのだがオークス以降レース当日までにそこまでの成長があるかどうか調教など見極めると少し難しそうだ。加えてステレンボッシュも14番枠はややネガティブで戸崎騎手は積極的にポジションを取りに行くタイプでもないことから展開面から後手を踏みそうな不安はある。人気馬以外にも

アドマイヤベル   (フローラステークス勝ち)

クリスマスパレード (紫苑ステークス勝ち)

コガネノソラ    (クイーンステークス勝ち)

ミアネーロ     (フラワーステークス勝ち)

と位置付けとしては伏兵扱いなのかもしれないが走力の裏付けのある馬が意外と多いのが今回の特徴で4番人気内で決着した真近3年間の秋華賞のようなベタベタの決着にはならないとみる。なかでも波乱の使者にチョイスしたいのはミアネーロとアドマイヤベルだ。ミアネーロはフラワーステークス勝ちに加えて前走の紫苑ステークスがタイム差なしの2着であり上昇ムードでここに向かってきた。オークスこそ14着も距離2000までなら勝負になるはずだ。津村騎手も「ビックチャンス!」と色気十分でG1をもう一丁!の勢いがあり当馬2番枠の隣3番枠には同期の川田騎手がスタイバイでアドレナリンMAX状態だろう(笑)。アドマイヤベルは鞍上横山武史騎手が「体重が増えてパワー&スピードが一段上がった」「右回りは初めてだが個人的にはむしろ右回りの方があっていそう」など前向きなコメントが多くリラックスして乗れる分ハマれば何かありそうな不気味さはある。

◎  5 チェルヴィニア

◯  2 ミアネーロ

▲ 14 ステレンボッシュ

△  3 クイーンズウォーク

△ 11 ランスオブクイーン

×  9 アドマイヤベル

× 13 クリスマスパレード

× 12 ラヴァンダ

【 東京ハイジャンプ 】

◎  1 エコロデュエル

◯  8 ブラックボイス

▲  2 アサクサゲンキ

△  7 ジューンべロシティ

×  9 オールザワールド