少し前に発売されて話題になったcisさんの(以降敬称略)本、自分も買って読みました
なかなか面白い本でしたね。
これだけの金融資産があると、オファーがあったとしても著者にとっては本を出すメリットはないと思います。
基本的に、日本は「妬み社会」ですからw
詳しくは読んでもらうとして、個人的に非常に興味深いところがありました。
BNFさん(以降敬称略)でも話題になった、例のジェイコム誤発注の時の思考です。
「ジェイコム 誤発注」で検索してもらうと概要はわかると思いますが、
ざっくりいうと、本来1株1000円みたいな発注であるべきものが、1000株1円として発注されたのですw
人為的ミスによるものなのですが、当然ながら株価はいびつな動きをみせます
大きく売られ(ストップ安まであったのかな?)、一転、誤発注訂正にむけて大きく買われる動きです
売られた局面でcisは買って、戻した局面で巨額の利益確定するわけですが、
その後の誤発注自体の取り消しを考慮して出金までしてしてるんですよねw
恐ろしいくらいの思考の速さで、この部分読んでて将棋や囲碁の世界を連想しましたw
将棋の羽生さんや藤井君などは、相手が1手打った瞬間に何手先まで読むのか知りませんが、
それに近い能力じゃないかと思うんです。
起きるべきあろうことならば、シュミレーションできて準備ができるのですが、
イレギュラーな事が起こっても、瞬時に先を読んで行動できるかっていうと難儀ですw
ついでにいいうとBNFは、cisとは少し違い「担力タイプ」のような気がします。
ジェイコム株が急落した時、「買えるだけ買った」と当時インタビューに答えてましたが、
投資資金の10%とか20%ならともかく、クラッシュしている株価を前に
「買えるだけ買う」事ができるかと言えば、それも難儀なことですw
BNFが侍の時代に生きていたなら、目の前の敵を躊躇なくバッサリ斬ってたと思うw
そして、損切りも躊躇なく行うスキルがあるから、勝負所のINも強烈なんだろうね。
2人以外にも、世に出ていない化け物系個人投資家はいるんだろうけど、
2人のジェイコム株がらみの思考や行動は、常人離れしてると思います。
ワタシ、実をいうと大きなチャンスを逃した方の人間ですw
今でこそNYダウが100ドル~200ドル程度動いても驚く人はいませんが、
ほんの10年前くらいは、200ドル級下げると暴落、300ドル級下げると大暴落って時代でした。
そんな時代に起きたのが、100年に1度の大暴落といわれるリーマンショック!
この当時、リーマンショック自体を予想していたわけありませんが、ワタシは株価の調整を予想していました。
そして起こりました。
世界初のフラッシュクラッシュ!w
その頃のNYダウのリアルタイム株価が、30秒遅れか1分遅れだったんですが
更新されるたびに、100ドル200ドルと下げていくんですよw
もう怖すぎ・・・・そんなシステムが壊れた感じの下げ方、今までなかったですから。
結局売り予想して、いつでも売れる状態でありながらナイトセッションで売れませんでした。
これ、いまだに思い出すんですよね・・・
どうにか準備できなかったのか?とか
なんとか対応できたんじゃないか?とか
そうゆう自分自身の体験もあったものですから、なおさら凄さを感じました。
やっぱり攻撃型トレーダーは華がありますね♡
相場に関心のある人は、楽しく読めるので1晩か2晩で読破すると思います。
本屋・ネット通販・メルカリwでも買えますので、ぜひお読みくださいませ。