上記が査定表で、下記がレポートとなります。
【 激走!この馬ピックアップ 】
パープルレディーを取り上げたい。2走前のゆりかもめ賞で東京2400を田辺騎手で勝っておりタイムこそ平凡だが一定程度のアドバンテージになろう。また馬群で折り合える強みがあり420キロ弱の小柄な馬だが走りに非力感は感じない。良い機会なので鞍上の田辺騎手について書いてみたい。田辺騎手は下手ではないのだが、重賞においてはスタートから1コーナーまでのポジション取りに全く興味ない様子なのが非常に残念だ。現代競馬においてスタート後の位置取りは重要ポイントで、BIGレースでこれが上手いのはクリストフ・福永・川田の3人でありそれが全てではないが結果を出す一つのキーになっている。好位をとることのメリットとして「馬場の伸びるところを選べる」「進路をキープ(包まれない)」「動き出しのタイミングがスムーズ」といった高速タイムへの対応があるように思う。田辺騎手のようにスタート後にポジションが取れない場合、結局のところ後ろからタイミングを測ってズドン!の極端な差し馬か、皐月賞のタイトルホルダーのような勝手にハナに行く馬でないと馬券に絡んでこない大味な印象が強い。少し辛口となったが馬のレースセンス・脚質による面も当然あり全て騎手の責任ということではないが。さて今回の3番枠は当馬にとって追い風となり、好位をとるようなら馬券に絡む確率が一段上がろうことから鞍上の積極的な競馬運びにも期待したい。ちなみにパープルレディーは査定表では同率3位に入っている。