※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
メンバーの能力からはプレイディヴェーグ・ナミュール・チャリン・ソウルラッシュ(セリフォス)の4強(プラスワン)との位置付けはその通りであろう。【良馬場】ならプレイディヴェーグ&ナミュール、【重馬場】ならチャリン&ソウルラッシュが優位との見立てである。金曜日時点で日曜京都の天気がやや流動的になっているが予想としては雨があったとしても重馬場まで行かない様子。
公式レーディングでは抜けて最上位評価なのはチャリン。高速馬場にも対応できると読んでの参戦だが週末の天気次第で馬場が渋るとライバル馬に不安要素が発生する分追い風になる。仮に今回のメンバーをそっくりそのまま当馬の本拠地イギリスに持っていってレースをするとチャリンが勝つだろう。プレイディヴェーグとナミュールは、マイルチャンピオンシップのリピーター色が強い傾向が追い風になる。ナミュールは昨年の勝馬でぶっつけ本番ではあるがここで凡走するイメージはそれほどなく鞍上クリスチャンとの人馬はやはり有力候補ではある。ただこのローテーションは舐めすぎで去年と同じメンバーであればそれでもいいがゴールデンシックスティみたいなマイル絶対王者ではなくチャリンとプレイディヴェーグが加わった今年は簡単には行かないだろう。もう一頭はプレイディヴェーグで今回がマイルG1初挑戦なのだが先週行われたエリザベス女王杯の昨年覇者で季節性は問題なく距離と男馬相手のガチンコ対決でまだ底を見せていない当馬が好む季節を迎えて驚くべきパフォーマンスを発揮する可能性まである。ソウルラッシュは13番枠+団野騎手で人気相当に勝ち切るイメージまでない。そのソウルラッシュと同等レベルのセリフォスは少しズブくなっていてスタートや勝負所の反応が鈍い印象があるだけに馬の近走はネガティブ&馬を動かせる川田騎手はポジティブといったところ。
穴っぽいのはオオバンブルマイだ。ラストの豪脚はこのメンバーの中に入っても見劣ることはなく当馬の特徴を掴んでいる鞍上が自分の庭と言い切るほとの京都競馬場が舞台であればタイミングを間違えることはなさそうでレース展開や馬場・流れ等、諸々の条件がフィットするかどうだろう。メンバーも強力なため何かしらの追い風は必要だろうがストロングポイントを持っている強みはある。
調教で最もよく見えたのはエルトンバローズだった。当馬は昨年のマイルチャンピオンシップ4着であり西村淳騎手的にも今年はやってやる!気持ちで臨んでくるだろう。エルトンバローズの他にも伏兵の位置付けでありながら調教で動けている馬が多く、ジュンブロッサム・レイべリング・ウインマーベル・コムストックロードはかなり動けているのでG1でどうか?というのはあるがアッと言わせる可能性はあるだろう。
◎ 2 プレイディヴェーグ
◯ 11 チャリン
▲ 17 エルトンバローズ
△ 4 ナミュール
△ 5 ジュンブロッサム
× 6 オオバンブルマイ
× 13 ソウルラッシュ