※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
まずは今回、当レースを皮切りに年末まで朝日杯フューチュリティステークス&ホープフルステークスと2歳重賞が続くが古馬戦と若馬戦の根本的な違いを整理してみよう。
それは経験したことのない体験に伴う精神的な部分が一番大きく、自分の事(人間目線)と思って考えてみて欲しいのだが、小学校〜中学校時代にかけて親なり先生なり友達なり見ず知らずの他人に「初めて怒られた事」「初めて殴られた経験」とか「お金を落としてしまった経験」「大事にしていたものを壊した時」等、良くない事が自分に降りかかった時に大きく動揺するはずだ。年を重ねて経験を積んでいけばいくほどその動揺は小さくなるわけだが初めからネガティブな物事に対応できる人はいないだろう。競走馬にしても同じようなもので古馬になればレース中に故意ではなくぶつけられる事があっても「ナニクソ!」と弾き返すような気の強い馬はよく見かけるが、それが初めて経験するときはぶつけられると馬が動揺してヘナヘナ・・・と戦意喪失みたいなこととなり騎手や調教師が思っている以上に馬が受ける精神的ダメージが大きく以後のレースに尾を引くことさえもある。このようにレース経験が浅いからこそ起こり得る不確定要素を多分に孕んでいるのが若馬のレースと言えよう。
上記の心配をしなくていい場合、それは馬の能力が抜けている場合で今回それに当てはまるとすればメイディレディだろう。公式レーディングでも抜けている通りで戦ってきた相手が違っていて日本の芝であったり環境であったりにアジャストするかどうかだけなのではないだろうか?VTRで調教などを見たところ思った以上に手先&足先が軽く、しなやかな動きをしていて期待を持たせる印象。フィジカルの強さ&2歳時点における筋肉量から京都1600でバテるということはなく順位はともかく走り抜けるはずだ。香港国際競走に乗り馬がいるいないに関わらず同日に隣国でワールドクラスの競馬が行われている時にデットーリ騎手が来日するのが興味深い。
メイデイレディを抜かして考えると人気になりそうなブラウンラチェットを含めて横一線ではないだろうか?フルゲートの18頭が参戦してメイデイレディ以外で17頭となり5頭くらいは能力的に劣るとみても12頭くらいは横一線で何がきてもおかしくない大混戦。前走をみても通りいっぺんに走れているし調教をみてもどの馬も2歳とは思えないくらいの動き、むしろ調教でイマイチだなと思ったのがブラウンラチェットとショウナンザナドゥだった。
穴っぽいというか気になるのがリリーフィールド。武豊鞍上で気になるというより芝&ダートのマイルG1を獲ったモズアスコット産駒が気になるところで新馬は武豊でダート1000戦を2着に1秒差をつけた大差勝ちはインパクト大。2戦目函館SSと芝の重賞を使って6着となり武豊の手を離れたわけだが4戦目の前走は岩田望騎手で京都1400芝をコンマ6秒差を付けて勝利した。この前走勝利の後すぐに武豊サイドの予約が内定したらしく大味なレースをするところはあるが鞍上が素材を評価している面はありそうだ。
正直、軸をどこに置くかも迷うところもあり馬券的には難解だ。川田騎手こそ香港遠征だが、デットーリにルメールに武豊と役者がいてフルゲートの18頭、そして天気は晴れとレース自体は見応えのあるものになりそうで期待しよう♡
◎ 17 メイデイレディ
◯ 13 コートアリシアン
▲ 15 リリーフィールド
△ 10 ブラウンラチェット
△ 8 カワキタマナレア
× 3 ダンツエラン
× 1 ビップデイジー
× 14 ランフォーヴァウ