


※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
ジャンタルマンタルはマイルでアスコリピチェーノに1馬身以上離して勝つ馬なので万全なら当然有力な一頭だろう。その昨年のNHKマイルカップではジャンタルマンタルとアスコリピチェーノがオッズで単勝同率の2.9倍、複勝オッズでアスコリピチェーノが僅かに上回りジャンタルマンタルが2番人気になったがレース後に川田騎手は「この馬のレースをすれば負けることはないと思っていた」みたいな事を言ってたのが印象的で記憶に残っている。前走の香港マイルで13着の大敗後の帰国初戦だが調教で自己ベストと体制を立て直しており川田騎手で10番枠GETなら勝ち負けとみる。
ソウルラッシュは次走7月30日のサセックスステークス(英国)を登録しており、前走ドバイで次走イギリスの間であるココがメイチとは思えない。だが例えばロマンチックウォリアーやヴォイッジバブルみたくG1を4連勝・5連勝する馬の場合はメイチ仕上げの必要はなく8割9割の仕上げでそこから馬が自らレースにて10割近いの力を発揮するような水準の完成度でありソウルラッシュはその域に達した可能性のある馬である。内枠を引いたら包まれるリスクはあると思っていたが13番枠を引いており、辛口発言になるがこれで浜中騎手リスクはなくなったのではないだろうか?調教でも凄味を見せていて当日の天気も晴れ予報であり凡走はないだろう。世界レベルの走りを期待したい。
上記2頭が頭一つ抜けていると見るが、マイルでの可能性を秘めていそうなシックスペンス&プレイディヴェイグの存在と、展開&馬場が味方した時のウォーターリヒト&ジュンブロッサムの末脚はレースに厚みを増す。
シックスペンスは新馬戦→2戦目を1600を走り2戦2勝、それ以来のマイル戦になる。一般的に(今の東京の高速馬場はやや例外的な感じもするが)東京マイルはスピード能力はもちろんだが同時に1800程度を走り抜ける走力も必要とされると言われており、その点でいうと当馬は毎日王冠を勝っている通りクリアしている。後はスピード能力がマイルG1で通用するかどうか?と言ったところだが、ルメール騎手はプレイディヴェイグより当馬をチョイスしているところから見るとスピードでも勝負できる下地はあると見てよさそうだ。当馬が査定1位となっている以上過小評価はできない。
プレイディヴェイグの3走前のマイルCSではソウルラッシュにコンマ4秒差の4着とマイルG1で通用する走力は示しているだけに5歳牝馬という本格化するとすればそろそろの頃合い含めて魅力的に映る。牝馬限定戦ではあるが当馬も東京1800の府中牝馬ステークスを勝っている馬でありマイル実績こそないが舞台設定は悪くないはずだ。
ウォーターリヒト&ジュンブロッサムはともに自分で主導権をとってレースを進めるタイプではないだけにレースがどう動くかに左右される面はあるが、ウォーターリヒトは14番枠、ジュンブロッサムは17番枠とスムーズにレースを進められ終いにかける競馬を行うだけ!という枠順で鞍上的に迷いなく乗れるシュチュエーションは馬券に絡む可能性を感じさせよう。
調教でよく見えた馬が多く、ソウルラッシュ・ジャンタルマンタル・シックスペンスは抜群の動きを見せていた。それらと同じくらいの動きを見せていたのがガイアフォースで変わり身の点で言えばガイアフォースに一番の変化を感じた。若武者・吉村騎手の思いっきりの良さと思いっきり走る馬が人馬一体ならダークホースとなる可能性がある事を最後に付け加えておこう。
◎ 10 ジャンタルマンタル
◯ 13 ソウルラッシュ
▲ 1 シックスペンス
△ 7 ガイアフォース
△ 14 ウォーターリヒト
× 5 レッドモンレーヴ
× 17 ジュンブロッサム
× 18 プレイディヴェイグ