


◎ 2 ヴェントヴォーチェ
◯ 1 ウインカーネリアン
▲ 6 アグリ
△ 11 カンチェンジェンガ
△ 12 エイシンスポッター
× 10 グランテスト
× 4 プルパレイ
※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
色々なスポーツにおいてクライマックス的な頂上決戦がある。野球で言えばワールドシリーズや日本シリーズ、サッカーで言えばはワールドカップ、アマチュアスポーツでは五輪みたい位置付けの大会がそうだが、そこで勝つチームや個人の条件は「地力」「コンディション」などの基礎的要素の他に短期決戦&一発勝負ならではの「勢い」というものが存在する。地元日本勢でいうとドウデュースとチェルヴィニアの勢いは十分だろう。ドウデュースは前走の天皇賞・秋で突出した走りを披露、ダービーでイクイノックスを倒した時と同レベルのベストレースだった。チェルヴィニアは前走の秋華賞を1馬身以上をつけて完勝しており、両馬ともに陣営はもちろん馬券購入者・ファンの期待に満額回答で応えるレースでありその勢いを持ってジャパンカップに乗り込んでくる期待感は大きい。どのスポーツでもそうだが大きい大会になればなるほど実力以上のものは出せない条件下となるため前走のレース内容は2頭のアドバンテージとなる。ダノンベルーガ・ソールオリエンス・シンエンペラーなどは実力馬であることは認めるが前走内容から勢いの面で明らかに劣り、ジャパンカップは気配が上向きだとか調教がよく動いたどうこうで簡単に好走できる舞台ではないはずだ。
競馬にロマンを求めるならオーギュストロダンとゴリアットとなる。歴史が変わる瞬間というのは、例えばオーギュストロダンがディープの故郷で勝利して初来日のオブライエン調教師が大観衆に祝福を受ける絵は競馬ならではのサプライズ感と血の巡り合わせがあるし、当馬が海外で種馬となってディープの血が海外で受け継がれていく中で「怪物」と言われる馬は誕生するもの物語のひとつのはずだ。主戦であるR・ムーア騎手が進言したとされるジャパンカップの舞台で当馬に流れる父ディープインパクトの血が脈打って動きだす瞬間が当日の15時40分なのではないか?ゴリアットは公式レーディングでは全頭の中で抜けた125ポイントの最上位となっている。鞍上はジャパンカップで勝ち鞍のあるスミヨンで「勝つ自信があります」とハッキリ言っておりまんざらリップサービスでもないだろう。1番枠は願ってもない枠で追い風であることは間違いない。ファンタステックムーンは一段評価を下げるが、上記2頭においては、日本の馬場がどうなのか?とか過去データにおいて外国馬による馬券の絡みがないよね?とか過小評価をすることなく真っ直ぐ馬の評価をして優劣を決めた方が良さそうに思う。歴史が変わる瞬間にデータは通用しないし、データが無力になる時こそが歴史が変わる時なのだろう。
世界中のホースマン、世界中のジョッキー、世界中の競馬ファンが注目するジャパンカップとなったと言っていいだろう。今回のメンバーの中でG1を2勝以上している馬は、
ドウデュース
チェルヴィニア
オーギュストロダン
ゴリアット
(スターズオンアース)
(ファンタスティックムーン)
この中で勝負が決まるはずで、2着とか3着にはレースの流れでその他の馬に入線の余地こそあるが、ワタシの中では枠に嫌われたファンタスティックムーンとスターズオンアースを除いた4強の勝負だと見ていてオーギュストロダン←→ゴリアットのワンツーならば痺れる展開だ♡野球の世界では大谷選手がMVP級の活躍をし、バスケの世界ではハ村選手が躍動する。もう世界はボーダレスの力比べゾーンに突入していて競馬の世界はやや遅れているような気がするが凱旋門だから日本馬が不利だとか外国馬が日本の馬場に対応できないとかの言い訳のできない転換点にきているのはないだろうか?
さあ!ジャパンカップを楽しもう!
◎ 8 オーギュストロダン
◯ 3 ドウデュース
▲ 1 ゴリアット
△ 9 チェルヴィニア
× 10 ドゥレッツァ
× 4 ジャスティンパレス
※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
メンバーの能力からはプレイディヴェーグ・ナミュール・チャリン・ソウルラッシュ(セリフォス)の4強(プラスワン)との位置付けはその通りであろう。【良馬場】ならプレイディヴェーグ&ナミュール、【重馬場】ならチャリン&ソウルラッシュが優位との見立てである。金曜日時点で日曜京都の天気がやや流動的になっているが予想としては雨があったとしても重馬場まで行かない様子。
公式レーディングでは抜けて最上位評価なのはチャリン。高速馬場にも対応できると読んでの参戦だが週末の天気次第で馬場が渋るとライバル馬に不安要素が発生する分追い風になる。仮に今回のメンバーをそっくりそのまま当馬の本拠地イギリスに持っていってレースをするとチャリンが勝つだろう。プレイディヴェーグとナミュールは、マイルチャンピオンシップのリピーター色が強い傾向が追い風になる。ナミュールは昨年の勝馬でぶっつけ本番ではあるがここで凡走するイメージはそれほどなく鞍上クリスチャンとの人馬はやはり有力候補ではある。ただこのローテーションは舐めすぎで去年と同じメンバーであればそれでもいいがゴールデンシックスティみたいなマイル絶対王者ではなくチャリンとプレイディヴェーグが加わった今年は簡単には行かないだろう。もう一頭はプレイディヴェーグで今回がマイルG1初挑戦なのだが先週行われたエリザベス女王杯の昨年覇者で季節性は問題なく距離と男馬相手のガチンコ対決でまだ底を見せていない当馬が好む季節を迎えて驚くべきパフォーマンスを発揮する可能性まである。ソウルラッシュは13番枠+団野騎手で人気相当に勝ち切るイメージまでない。そのソウルラッシュと同等レベルのセリフォスは少しズブくなっていてスタートや勝負所の反応が鈍い印象があるだけに馬の近走はネガティブ&馬を動かせる川田騎手はポジティブといったところ。
穴っぽいのはオオバンブルマイだ。ラストの豪脚はこのメンバーの中に入っても見劣ることはなく当馬の特徴を掴んでいる鞍上が自分の庭と言い切るほとの京都競馬場が舞台であればタイミングを間違えることはなさそうでレース展開や馬場・流れ等、諸々の条件がフィットするかどうだろう。メンバーも強力なため何かしらの追い風は必要だろうがストロングポイントを持っている強みはある。
調教で最もよく見えたのはエルトンバローズだった。当馬は昨年のマイルチャンピオンシップ4着であり西村淳騎手的にも今年はやってやる!気持ちで臨んでくるだろう。エルトンバローズの他にも伏兵の位置付けでありながら調教で動けている馬が多く、ジュンブロッサム・レイべリング・ウインマーベル・コムストックロードはかなり動けているのでG1でどうか?というのはあるがアッと言わせる可能性はあるだろう。
◎ 2 プレイディヴェーグ
◯ 11 チャリン
▲ 17 エルトンバローズ
△ 4 ナミュール
△ 5 ジュンブロッサム
× 6 オオバンブルマイ
× 13 ソウルラッシュ