


◎ 6 エイシンスポッター
◯ 3 シングザットソング
▲ 10 ルガル
△ 15 エクセトラ
△ 2 ビックシーザー
× 5 キミワクイーン
× 11 シュヴァルツカイザー
× 7 ショウナンハクラク

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
世界ランク1位のイクイノックスと3冠牝馬リバティアイランドの激突が見所の一戦だが、個人的な見解としてイクイノックスが前走レコード勝ちの反動なくニュートラルな状態でレースに出てくるとすればリバティアイランドを含めて後ろから差されるイメージはない。ドバイあたりからイクイノックスのゲートセンスがよくなって大きく出遅れる心配はなく隊列的にはイクイノックスがリバティアイランドの前で競馬をする事になろうことから川田騎手がどんなにマークしようがイクイノックスに先着できないというのがワタシの基本的な見立てである。ではイクイノックスに死角はないのか?といえばそうではない。鞍上のクリストフにしても意識するのは後ろにいるであろうリバティアイランドであることからもイクイノックスの前で運ぶ馬に穴気配が漂う。今回の場合それはタイトルホルダーでありパンサラッサだろう。2歳重賞とジャパンカップを同列で比較はできないが、先週の東京スポーツ杯2歳ステークスなどは4角2番手&3番手&4番手が1着〜3着となっており馬場自体も週末のレースで確認したいところだ。
3冠牝馬のリバティアイランドについて少し掘り下げてみよう。クリストフがイクイノックスとアーモンドアイの比較を尋ねられた時に「どっちも同じくらい強い」と答えてるのだが、個人的にはアーモンドアイよりもリバティアイランドの方が強いと思っていたため意外であったし印象に残っているコメントであった。もちろんアーモンドアイ陣営への配慮もあるだろうがコメントを額面通りに受け取るとするとこうなる。
イクイノックス=アーモンドアイ (騎手クリストフの見解)
リバティアイランド>アーモンドアイ(筆者個人的な見解)
リバティアイランド>イクイノックス(無理やり感のある三段論法w)
ただリバティアイランドの近3走をみてみると結果は申し分ないのだが、3走前の桜花賞は4角最後方から全頭ごぼう抜き&前走は4角へ捲り気味に押し上げてそのまま押し切るという見た目のインパクトは強いが古馬G1級に通用するとは思えない大味なレース運びとなっている。一方2走前のオークスでは好位から抜け出して圧勝する強さを見せた。この時のタイムが「2分23秒1」で、イクイノックスのダービー時のタイムが「2分21秒9」と1秒ほどの差があるがリバティアイランドは楽に抜け出しているのに対してイクイノックスはドウデュースを猛追しておりレース展開や、馬の成長力・血統背景などから充分埋められるタイムだろう。
レース当日の天気は晴れとなっておりフルゲートではあるが出走馬に実力差があり実質10頭立て程度、また先行したい馬などもいてレース中もゴチャつかずスムーズに運べそうなことからイクイノックスVSリバティアイランドの、クリストフVS川田のプライドをかけた一騎打ちが濃厚だろう。
◎ 2 イクイノックス
◯ 1 リバティアイランド
▲ 3 タイトルホルダー
△ 17 スターズオンアース
× 8 パンサラッサ
※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
実績面からはシュネルマイスター・セリフォス・ナミュールらが人気になろうが査定的には抜けてはおらずやや波乱含みを予感させる。査定1位のシュネルマイスターは今が完成期であり来年になるとマイル戦線で一段下がる可能性もあり陣営としても前走叩いて本丸のココで結果を求めており当然の勝負気配。査定2位のセリフォスはローテーションがぶっつけながら調教の動きは上々とレースに間に合った印象を受ける。初めての京都コースがどうかというのはあるが引っ掛かる馬ではないので対応するだろう。査定3位のナミュールは前走で結果を出していよいよG1勝ち負けを計算できるだけの状態でエントリーしてきた。この馬は騎手のミスリードであったりレース中に不利を受けたりとツイていない場面も多く、その面においても今回のRムーア騎手は心強く印象的にも人馬の相性は良さそうで大外枠となったが枠なりのスムーズな競馬になりそうだ。これらの有力馬3頭を飲み込みそうな馬が今回いてそれがソウルラッシュ。過去にシュネルマイスターやセリフォスに直接対決し負けているが前走は59キロを背負って中山の坂を33.6で駆け上がって末脚に磨きがかかってきたのに加えて、これまでは後方からドスンの競馬で一線級相手には届かずだったのだが前走などはゲートよく好位で折り合っており本格化したのではないだろうか?加えて鞍上はモレイラで信頼度は上がっているのも魅力。
ざっくり4頭の能力イメージをまとめるとこうなる。
シュネルマイスター すでに完成形、G1級
セリフォス ほぼほぼ完成形、G1級
ナミュール G1級手前も成長余地あり
ソウルラッシュ G1級手前も前走で本格化→今回爆走?
その他では調教の動きが良かったエルトンバローズとマテンロウオリオンに注目したい。エルトンバローズは坂路をリズミカルかつ素軽い動きで駆け上がっており非力感があるとこうは映らないはずで前走の毎日王冠勝ちを軽視してはいけない気がする。マテンロウオリオンは流れるような柔らかい動きで鞍上的に買いにくい面はあるものの波乱があるとすればこの馬の出番だろう。
◎ 1 ソウルラッシュ
◯ 9 シュネルマイスター
▲ 11 セリフォス
△ 16 ナミュール
× 7 エルトンバローズ
× 10 マテンロウオリオン