おまけで暮れの地方ダートの大一番「東京大賞典」の予想もしております。
よければご覧くださいませ♪
※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。
【 レース展望 】
有馬記念の距離2500に対して、ホープフルステークスは2歳馬の距離2000の戦いで簡単に言えば「若馬の有馬記念」みたいものなので馬券有力馬の考え方としては先週の有馬記念のブログに書いたことと同じアプローチになる。有馬記念の結果をモチーフにしながら考えてみよう。
大きくこの3つに焦点が当たろう。
1、4角でどの位置にいるのか?どのような形で入ってくるか?
2、ゲート第一歩、スタートの重要性
3、若馬の多頭数レース
まず有馬記念の結果をみてみるとこうなる。
【 ラスト直線の進路 】
1着馬ー内ラチから2頭分外
2着馬ー内ラチから1頭分外
3着馬ー内ラチ
4着馬ー内ラチから6頭分外
5着馬ー2着馬の後ろからラスト内ラチ4頭分外
【 4角進出位置 】
1着馬ー4角3番手
2着馬ー4角2番手
3着馬ー4角1番手
4着馬ー4角9番手
5着馬ー4角6番手
差しが決まるというよりは内も伸びるため先行馬・好位勢が有利で、差し馬であればいい形で4角に進出しないと勝ち負けに持込めないのは有馬記念の通りだが、2歳の場合は馬の実力差が大きいため有馬よりもレースの中身は大雑把な感じになるだろう。
スタートも重要になり、有馬記念での勝馬と2着馬の差はスタートから位置を取りに行ったスターズオンアースに対してソロっと出していったドウデュースの余力差だけでありスターズオンアースが内枠を引いていたら順位が逆になっていた可能性がある。有馬記念のテレビ解説で福永祐一調教師が言っていたのだが「出遅れて後方スタートになったのと、ゲートをまずちゃんと出て後方に下げたのでは脚の溜まり方・残り方が全然違う」と。2歳でキャリア1戦〜3戦程度では前走良いスタートを切ったからと今回がどうなるかわからないのが正直なところではあるが、この辺は「スタートセンスある馬+スタートに細心の注意を払える騎手」の人馬としてゲートイメージするしかなく馬券を買う人の競馬センスが試される。
また今回のメンバーにおいて多頭数レースを経験している馬は少なく多頭数で結果を出しているのはシンエンペラーとウインマキシマムのみで、ウインマキシマムの場合は序盤から先頭で押し切ったレースだったため多頭数関係なく実質的にシンエンペラーのみとなり実績を評価しないといけないだろう。一方でトリッキーな中山コースの中距離+多頭数レースでテン乗りの鞍上ムルザバエフに若干の不安もある。
◎ 8 インザモーメント
◯ 6 シンエンペラー
▲ 11 ショウナンラプンタ
△ 15 ウインマキシマム
△ 1 ゴンバデカーブース
× 16 センチュリボンド
× 2 ヴェロキラブトル
【 東京大賞典 】
狙ってみたいのはドゥラエレーデとウィルソンテソーロだ。
ドゥラエレーデは前走チャンピオンズカップ3着。芝との二刀流だがダートはJRA未勝利勝ち&海外GⅡ(UAEダービー)2着&JRAGⅠ(チャンピオンズカップ)3着と3戦だけではあるがたまたまでは出せる好走歴ではなくダート適性は高い。そして今回は当馬の季節性に注視したい。昨年のJRA芝のGⅠホープフルステークスの勝馬であり芝とダートの違いはあれど、この時期はいかにも走りそうな気配がある。前走をみても勝馬レモンポップからコンマ3秒差とダートトップ処にスピードでは負けておらず狙ってみたい一頭ではないだろうか?
ウィルソンテソーロはチャンピオンズカップで上記ドゥラエレーデに先着の2着馬で初めての58キロの斤量をものともしない強烈な追い込みを見せて驚かせたが鞍上の原騎手は悔しさを見せておりGⅠの舞台でも「もっとやれた」手応えを持ったのではないだろうか?2走前に大井競馬場で行われたJBCクラシックで勝馬から1.8秒差の5着と大井競馬場への適正に不安こそあれど2走前と前走では馬の印象が違う部分もあり狙ってみたい。前走に続いて原騎手が手綱を持つが、変な色気を持ったりするとリキむことになるが自然体で乗れたなら一発まで。
◎ 6 ドゥラエレーデ
◯ 5 ウシュパテソーロ
▲ 9 ウィルソンテソーロ
△ 8 ミックファイア
× 1 キングズソード