2023秋華賞予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 この馬ピックアップ! 】

査定1位は3冠に挑むリバティアイランド。馬と同じく川田騎手にとってもクラシック3冠に挑むのははじめてとなる。前走オークスを6馬身差の圧勝で若馬の短期間での成長力を考慮してもこの組との勝負付けは済んでいるとみていいだろう。オークスの2400メートルを6馬身差つけるには馬との折り合いがついている事の証明であり、その点は今回も安心材料になりそうで初の京都コースや多頭数レースはこなせるだろう。不安があるとすれば決め手になるか?勝負付けが済んでいないであろうオークス以外の馬は一度叩いて来ているので終いは格好をつけてくるのに対して休み明けの当馬は一瞬の加速(瞬発力)が甘くなる可能性はあるだろう。

モリアーナは前走の紫苑ステークスを馬群の中から末脚一閃の印象的な競馬で制しており注目の一頭だ。調教をみてみると単走であったが併走しているかのように前向きさと力強さがあり前走より一段上で仕上がっているようだ。武藤善則厩舎は当馬の紫苑ステークス勝ちで11年ぶりの重賞勝ちだったみたいだが勝負事ってブランク抜けた後にポンッポンッと勝ったりするものだ。前走後のコメントで武藤師は「脚が溜まればはじけることは証明された」と、横山典騎手は「馬はまだ若いけどいいところがいっぱいある」とコメントしており、今回も長所である脚を溜める競馬をするはずでやることが明確なだけリバティアイランドだけ見てドスン!一発まで。

マスクトディーヴァは前走ローズステークスをレコード勝ちしている。近3走を阪神コースの2000ー1800ー1800とよく似た条件を使われているのが、その走りの中身は3走前と近2走では明らかに違っておりまるで別馬のようだ。ディープ産駒が得意としていた阪神コースでレコードを出したように母父の血が騒ぎ出したようなら要注意だ。鞍上の岩田望来騎手は上手は上手なんだが無難な乗り方をするタイプ。これは親父を反面教師にしている部分もあるだろうし、他の人馬に迷惑をかけることが親父にも迷惑かけるとの両方の心理が働いているのだろうが(横山和・武史も似ている面あり)、これは2世・3世の宿命だろう。その点で言うと多頭数の真ん中7番はやや乗りにくくさせそうだ。

穴っぽいのはグランベルナデット。紫苑ステークスで1番人気だったのが走りに見どころはなく逆に幼さが色濃く映った。しかし今回調教では一番よく見えたのが当馬だったのでキッチリ仕上がって本番を迎えたのはポジティブ。2000の距離は2勝していて適性があり主戦の松山騎手も良いところ&悪いところも理解しているのを含めてどこまで化けてくるかに注目したい。またキズナ産駒はダートや重い馬場も走るのだが当馬は過去成績を見ても良馬場向きで天気には配慮したい。

ドゥーラも穴気配。斎藤新騎手には失礼な物言いだが、斎藤新騎手はJRAトップ10にライクインする騎手ではないのだが、その騎手でGⅢ2戦2勝、GⅠを3着&6着であり相性がいいのももちろんあろうが馬に能力がなければ実現しない実績である。仮に鞍上で人気が落ちるようなら馬券的にはストロング・バイとなる。前走などをみると捲り気味に4角を上がってきるので直線の短い京都に合いそうな感じがする。ちなみにリバティアイランドには2敗しており全頭を薙ぎ倒すようなイメージはない。

◎  8 モリアーナ

◯  6 リバティアイランド

▲  5 ドゥーラ

△  7 マクストディーヴァ

△ 15 ヒップホップソウル

× 10 グランベルナデット

×  2 ハーパー

2023スプリンターズステークス予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 この馬ピックアップ! 】

査定1位はナムラクレア。ポイントで頭ひとつ抜けたのはメンバーが小粒な分だけ当馬の信頼度が上がった感じだろう。ただ最内1番枠はやや波乱を誘発しそうな気がしないでもない。行ききりたい先行馬が3〜4頭程度いて内の当馬がそれを交わしながらゴールするとなると下がってくる馬を捌くか、または外に出す作業が必要となり鞍上的にはネガティブ。当馬にはG1レベルの能力は備わっていると思うがG1で結果が出ていないのは(5着・3着・5着・2着・8着)エスコートミスな面もある。また近3走では真ん中より外の枠になっており今回は久々の内枠となったのもやや不安で浜中騎手は「思いっきりの良さ」が魅力なのだが最内枠でそこを消さずに乗れるかどうか?と言ったところ。

査定4位のオールアットワンスに一発の予感。前走アイビスサマーダッシュを勝ったのだが直線1000メートルながら脚を溜めてドスンの味のある競馬は今回にも繋がるだろう。その前走ではホー騎手にオーダーが入っていたのが落馬の影響で石川祐紀人騎手に代役が回ってきての上記の満額回答で、さらに今回のG1続投になったことで本人もマイナスイメージは一切なくポジティブなまま乗ってきそうなのもアッと言わせそうな感がある。馬は1200戦やカーブがタイトなコースでも結果を出しておりコーナリングの心配はない。また5歳ではあるが怪我もあって通算11回しか競馬を走ってないのも可能性&本格化の面から魅力に映ろう。

穴っぽいのは査定2位のナランフレグ。去年は6番枠から3着に好走して今年は4番枠をGETした。行きたい馬も多くレース展開が流れそうなのも当馬に向きそうでダイアトニックやシュネルマイスターがいた昨年よりは明らかにメンバーレベルも手薄なだけに今年も波乱の使者になる可能性はある。近2走は2桁着順ではあるがこれも当馬の特徴で2年前は10着→2着、昨年は9着→3着等、秋のはじめに舞台問わずポンッと好走する意外性がある。脚質的にラストの追い込みに賭ける馬なので今回もラストは外に出してくることが予想される。当日の馬場状態で内が止まらないのか?外が伸びるのか?を確認したい。

◎  7 オールアットワンス

◯  1 ナムラクレア

▲  6 ママコチャ

△ 10 マッドクール

△  9 アグリ

△  4 ナランフレグ

×  3 ピクシーナイト

×  5 ウインマーベル

2023宝塚記念予想

おまけで土曜のジャンプ重賞「東京ジャンプステークス」の予想もしておりますw

よければついでにご覧くださいませ。

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 レース展望 】

査定1位はイクイノックス。海外帰りとなるが日程的に余裕をもったローテーションであり疲れも取れているだろうしケアも十分できていてそこの心配はなく当馬を中心としたレースが行われるのは間違いない。イクイノックスに心配な面で言えば馬という生き物のメンタル面で、同じ厩舎のスキルヴィングが残念な事になった影響がイクイノックスにあるのかどうか?って事だ。仮に世界トップの野球選手であるエンジェルスの大谷選手であってもチームメイトが突然なくなれば動揺はするだろうしいつもと同じ精神状況で試合に臨めないだろうことからイクイノックスにもこういった影響が現れるとしたらラストの直線で競り合う時にふと力が抜ける可能性はあるかもしれない。その点を含めこの馬に関して言えば自分との戦いに尽きるといえよう。

穴っぽいのはダノンザキッドとドゥラエレーデ。

ダノンザキッドは3番枠+北村友騎手できっちり内ラチ沿いを1周しそうで最も阪神内回りの恩恵を受けるのはこの馬だろう。馬体もパンパンの5歳馬でフィジカル的にはピークを迎えておりイクイノックスと比べるとキレ負けこそするが馬力では負けてない。また国内外のトップホースとレースをしてきており戦ってきた相手でみれば今回のメンバー随一で大舞台であればあるほどその経験が生きてくるはずだ。

ドゥラエレーデは先行脚質でありながら大外17番枠となったが、これが逆に良い方に出そうな気がする。古馬に混じって今まで通り先行したとしても後ろからのプレッシャーに潰されるだけだろうが幸騎手はスタート後に大外枠からプッシュして無理にポジションを取りにいかないはずで道中で脚をためれればラストで53キロの斤量が生きてきそう。調教も良い動きをしていて鞍上も「思っていたよりいい。1完歩が大きい」等、色気を持っていそうなテン乗りの幸騎手が当馬の新味を引き出しそうな予感はある。イメージとしてはアカイイトのような捲り気味に4角に進出する絵が浮かぶ。ただ若い調教師は「スタートは良いので前のポジションを取りたい」と柔軟性のないコメントをしていて残念。

今回イクイノックスの対抗に見られそうなジャスティンパレスだが正直イクイノックスとジャスティンパレス含めた4歳以下の馬との勝負付けは済んでいる。イクイノックスとの勝負論で言えば5歳以上ということになろうがここでも何かしらイクイノックスの自滅っぽい要素が必要となる。当日のパドックで入れ込んで若さを見せるとか反対に妙に落ち着きすぎているような感じであれば確率は少し下がるが、キビキビと今まで通りに周回しているようなら85%くらいの確率で勝つのではないだろうか。

さらに血統的な観点から違う角度で見てみよう。

世界ランク1位の馬に対抗しようとするには血の後押しが必要で阪神コースであればそれはディープ産駒になろう。(一時の阪神はディープ産駒が勝ちまくっており特段相性のいいコース)

今回のメンバーでディープ産駒は、

アスクビクターモア(阪神コース1戦1勝、菊花賞勝ち)

ジャスティンパレス(阪神コース3戦2勝、3着1回のオール3着内)

プラダリア    (阪神コース3戦1勝、3着1回、菊花賞7着は距離の言い訳OK)

の3頭となる。

馬券的にはイクイノックスに対して上記3頭の内どれかが絡み、さらに全頭の中から展開や流れ次第でもう1頭が紛れて3着内が確定するイメージもひとつの馬券シナリオとして成り立つ。

◎  5 イクイノックス

◯  3 ダノンザキッド

▲ 11 ジェラルディーナ

△  9 ジャスティンパレス

× 12 アスクビクターモア

× 17 ドゥラエレーデ

【 東京ジャンプステークス 】

◎ 10 ホッコーメヴィウス

◯  2 トライフォーリアル

▲  9 ジューンべロシティ

△ 11 グレートバローズ

×  5 ロードアクア

×  7 ザメイダン

2023安田記念予想

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 この馬ピックアップ! 】

査定1位はソングライン。高速馬場になっても対応できる持ちタイムがあるし、前走のような力のいる馬場になっても対応できる強みがある。馬は馬群もこなせるのだが極端な内枠を引いてしまうと戸崎騎手的に心配はあったが18番枠GET。逆に極端な外ではあるがゲートも遅くはないので好位外のポジションはとれるだろう。調教もハードにこなしながら体調は万全のようで本格化したとみてよい。元々は他の騎手が乗っていたいた馬であったが本格化するタイミングで戸崎騎手に回ってきた運もあり鞍上もこのチャンスを逃してはいけないはずだ。

査定3位のシャンパンカラーは良馬場だと厳しいかもしれないが馬場が渋れば一気に浮上してくる1頭だ。前走の鞘重で行われたNHKマイルカップではラストの直線をピョンピョンとウサギみたいに軽快に走っており渋った時には斤量差を味方につけて古馬とやり合う力はあるのではないか。ポイントとしては前走同様に道中はストレスなく運びたいため内すぎない枠がベストの中で9番枠は恵まれた。前走以降色々な条件が当馬にとって追い風となっているのも不思議な感じがし週末前の大雨は内田騎手が降らしているかと思うほどだ。(笑)

セリフォスは新馬から海外含め9戦でオール5着内。今回は海外帰り初戦で58キロを背負う面はマイナスだが鞍上のダミアン含めその他については何も問題はなく調教も活気よく動いていて気配は良さそう。極端に後ろからいく馬ではなく2列目〜3列目あたりの当馬含めた有力馬は今回マークが必要だろう。というのもソダシがいるためラストでソダシがアクションを起こした時についていけない前目にいる馬は早々に脱落するためいい具合に(ラスト200メールあたり)進路が開きやすい。そうなるとこの馬の出番か。

天気予報では土曜の午後から晴れて、安田記念当日は快晴予報。

週末前までの大雨で馬場がどのように変化するか読めないが、本来であれば今の府中は高速馬場であるため出走馬の持ちタイム上位馬を紹介しておきたい。

東京1600 持ちタイム

(各馬新馬以降の最も速いタイム。馬によっては数年前のタイムということも有)

1位   【 1分31秒6  】

ソングライン

シュネルマイスター

2位   【 1分31秒8  】

ウインカーネリアン

ナミュール

3位   【 1分32秒0  】

イルーシヴパンサー

セリフォス

レッドモンレーヴ

4位   【 1分32秒1  】

ソウルラッシュ

ダノンスコーピオン

5位   【 1分32秒2  】

ソダシ

マテンロウオリオン

【 東京1600未出走  】

ガイアフォース

ジャックドール

メイケイエール

◎ 18 ソングライン

◯  9 シャンパンカラー

▲  3 ジャックドール

△  4 セリフォス

△ 10 ソウルラッシュ

× 12 ナミュール

×  1 ナランフレグ

× 17 ウインカーネリアン

2023日本ダービー予想

【  日本ダービー記念特別コラム  】

「競馬とはどのような競技ですか?」と聞かれたらあなたは答えられますか?

「最も速く走る馬を決める競技です」と答えるのが正解です。

確かヨーロッパの貴族間で所有馬の力比べが発祥で、要は金持ちの道楽というか見栄の張り合いの延長線として生まれたのが競馬だったように思う。

歴史に忠実に1着の馬を決めるのが競馬としたら、馬券の買い方として勝馬をチョイスしていない複勝やワイドなどは問題外、単勝を複数頭分買ったり、ワタシもたまにやるのだが馬単の裏表を買うのは本来は邪道であるw 2着3着に複数流すのは良いが1着の予想を曖昧にしないのが競馬本来の買い方となる。(当然だが自分の金で買うわけで自分の好きなように馬券は買って良いw)

昨今は高額レースが多く生まれ、またダービー馬が古馬になって無惨な負け方をしたりして3歳頂上決戦の魅力が薄まっているような気もするが競馬の歴史を鑑みた時、ダービーこそ競馬の本質であり象徴ともいえるものです。さあ日本ダービーを予想しよう♡

※査定表は当日の馬場状態は考慮されておりません。

【 この馬ピックアップ! 】

査定1位はソールオリエンス。3戦3勝の皐月賞馬で底を見せてないだけにダービーでも期待させる。だが鞍上の横山武騎手に食指が動かない理由は2つ。1つはギャンブルや勝負事における運や巡り合わせというもので本来武史はエフフォーリアでダービーを取れたはずでそれを逃してしまって勝利の女神はそう何度もやってこないんじゃないか?ということだ。もう1つは先のヴィクトリアマイルでのナミュールで不利を受けて感情丸出しのコメントで大一番を前にして気持ちの高ぶりが悪い方に出そうな気配であるということ。本来レースにおいては多かれ少なかれアクシデントは起きているはずで騎手はそれを腹の中で消化しながら仕事をこなしていく。落馬の危険があったにせよ思った事をそのままメディアに話す幼ないメンタルは心配でフルゲートの5番枠からゴチャゴチャとしたスタートから少しの不利で集中力が切れる可能性はあるし、スタートで不利はなくとも皐月賞のように出遅れるのも今の東京競馬場ではメリットはない。ソールオリエンスがダービーを勝ち切るかどうかは鞍上にかかるウエイトが大きいだろう。

スキルヴィングが査定2位。査定1位のソールオリエンスとのポイント差はワタシ独自で算出しているレーディングポイント差だけであり実質2強の構図である。新馬から東京コースのみ&全て2000以上の距離を重賞含みを3連勝のオール連対とまさにダービー仕様といったローテーション。また新馬から全て鞍上にクリストフを手配しているなどダービーに向けた陣営の並々ならぬ本気度が伺える。そもそも皐月賞をスルーしてダービーのローテーションを進言したのが木村調教師らしくダービーに自信があるとかないとかは置いておいたとしてもダービーに最も執着しているのは当馬陣営で間違い無く、馬もそれに応えて3連勝とベストの状態で大舞台に挑んでくることからアクシデントでも無い限り凡走は無いはずだ。

ハーツコンチェルトに穴気配。新馬から松山騎手が乗ってる馬で東京コースに勝ち星はないものの東京コースの重賞を2回走って2着&3着に好走しており舞台適性は高い。当馬の特徴として器用さの求められるコースより真っ向勝負を求められるコースの方が結果が出ているので地力はあるとみる。前走の青葉賞で勝馬のスキルヴィングとはコンマ1秒差であり、松山騎手はダービーでも有力馬になるであろうスキルヴィングとのコンマ1秒をどう乗れば埋めることができるのか考えているはずだ。

シーズンリッチに大駆けある。前走毎日杯を勝ち、上がり調子でダービー参戦。その毎日杯の鞍上は角田大騎手で3番枠からスタートしてプッシュプッシュw〜二の足〜道中は決してスムーズではなく重賞でそんな不細工な乗り方をしたらほぼ勝てないのだが馬はラストで馬群を割ってど真ん中から抜けてきた。今回は戸崎騎手へ乗り替わりで鞍上強化している。また今の日本競馬界でキタサンブラック産駒を凌ぐ結果を出しているドゥラメンテ産駒であることも強調材料で期待がもてよう。

津村騎手に期待をこめてメタルスピードに大穴の気配。追加登録してダービー参戦の背景には騎手の意見もあっただろう。新馬から今回で9戦目となり使いすぎのローテーションから3着内の可能性は低いかもしれないが近2走スプリングステークス3着&皐月賞4着の走りは明らかに競馬を覚えてきており評価できる。ワタシは先週のオークスでも津村騎手の馬をチョイス(ヒップホップソウル14番人気6着)している。今年の津村騎手は気持ちが前向きというか勝負に前向きというか一味違った印象を受ける。もしかしたら福永騎手が抜けた分、有力馬が回ってきていてそう思うのかもしれないが気にして見ている部分はある。

◎  2 スキルヴィング

◯ 13 シーズンリッチ

▲  5 ソールオリエンス

△ 11 ハーツコンチェルト

△ 12 タスティエーラ

×  3 ホウオウビスケッツ

×  8 メタルスピード