天皇賞・春

天皇賞・春の査定表です

以下がレポートとなります。

査定1位はフィエールマンでした。菊花賞馬で距離実績はあり鞍上クリストフということで人気にはなりそうだ。しかし本来1枚上の素質があれば前走を勝ち切らなければいけないはずで、突出したディープ産駒ではないとの認識ではある。東京・中山・福島・京都の4コースで走ってオール連対というのは折り合いに不安がない証で長距離戦では評価するべきだろう。良以外の経験がないが今回も良馬場確定なのも追い風。ただ当馬の実績や査定結果を評価しつつも1点差での査定1位ということも頭に入れておく必要があるか。

査定2位はクリンチャー。天皇賞・春の登録馬がリリースされパッと見た時に、「クリンチャーとユーキャンスマイルで決まりじゃないの?」と思ったのでこの2頭がGⅠ査定で上位に入るのか気になっていたところ見事に2位にエントリー。先週のグァンチャーレではないが、他の競馬場なら軽視となるが京都では別馬のような動きを見せる。2018年の京都記念ではアルアイン・レイデオロ・ディアドラらを相手に1枚上の走りを見せている。また過去3勝している当馬だが勝利したのは1〜2月のレースで少し肌寒い時が走り頃と見る。鞍上の皇成騎手もここで存在感を見せないと下半期に大きなレースのオファーに繋がることはなく勝負気配だ。

同じく同率2位はエタリオウ。3戦連続重賞2着の馬で勝ちきれない印象はあるが今回の天皇賞・春では絶好の2番枠をGETが査定的には追い風になったか。昨年の勝ち馬と同じくスティゴールド産駒で長距離戦は望むところ、京都実績は3回走って1着と2着が2回で安定している。鞍上のミルコ&友道厩舎とも今年に入って重賞を1つしか獲っておらず、そろそろ「頃合い良し」と見ることもできよう。

ユーキャンスマイルは査定3位。前走はメンバーこそ手薄だったが抜群の操作性の良さとキレを見せて圧巻の内容で本格化したと見て良さそうだ。ご飯を食べる→運動する→実になるの好循環で走ることを覚えつつビルドアップしていく訳なので、JRAからリリースされる調整後の体重が10キロくらい増えているのが理想だと思っていたら18キロ増!増えすぎか?(笑)ここで岩田騎手の前走後のコメントを紹介しよう。「行きだしてからすごい脚を使ってくれた。(直線は)どこの進路でも突き抜けそうだった。楽勝でしたね。こういう距離で楽しみな存在だと思います」次は今週の調教後のコメントだ。「本当にこの馬の能力を引き出せたらいい結果が出てくると思いますので、勝利に向けて頑張っていきたいと思います。」いつもレース前は当たり障りないコメントしかしないのに「勝利」という言葉が出たのは無意識なのだろうが手応えを掴んでる証だろう。不安は前残りの馬場だけだ。

査定4位に入った穴っぽいのはカフジプリンス。調教などは気持ち良さそうに走っていて調子自体は良さそうだが、実績不足の点は否めない。前走の阪神大賞典2着だがシャケトラが抜けてレース決着がついた中で最後まで騎乗しての2着だけにそれほど評価はできない。京都コースは5着が最高順位で信頼度はどうか?といったところだが、査定表を見るとデータポイントが7点で最高得点となっている。タイプは違うが同じハーツクライ産駒で天皇賞で上位に食い込んだカレンミロティックを思い出す。

同じく査定4位はメイショウテッコン。前走の日経賞をエタリオウを下して勝利している。今の前残りの馬場はこの馬に味方するだろう。あとは斤量と距離で、馬格があり斤量ともかく、菊花賞14着は距離的にややネガティブな印象。近4走でいえば好スタートからハナを行ければ1着、スタート失敗すれば見どころなし!という感じで、スタートとロードヴァンドールとの兼ね合いが鍵を握りそうだ。

◎ 10 フィエールマン 

◯ 12 クリンチャー

▲  2 エタリオウ 

△  9 ユーキャンスマイル

×  6 カフジプリンス

×  5 メイショウテッコン


27日追記

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青葉賞

本命はランフォザローゼス。前走の京成杯は2着。勝ち馬に乗っていたのは今回鞍上のクリストフ、当馬の東京コースの新馬勝ちのレースも鞍上はクリストフ。京成杯の勝ち馬ラストドラフトをそれなりに評価しているなら、鞍上的には当馬で勝ち負けだと計算しているんじゃないか?藤沢和厩舎的にも同じような計算でオファーしたんじゃないか?と思ってしまう。過去の鞍上もモレイラ&マーフィと一線級で期待の大きさが伺える。

相手はウーリリ。新馬から福永騎手が乗っている馬で、前走もINで我慢できINから抜け出してタイム差なしの2着は大人びたレース内容で評価できる。新馬勝ちから2戦目で重賞2着と素質も十分でまだまだ成長が期待できる楽しみな1頭だ。

キタサンバルカンは東京コースで2回走って1着&2着。中山と福島では結果が出ていないようにいかにも広く伸び伸び走れる競馬場があっているもようだ。ある程度のポテンシャルを持って生まれてくる馬(素質馬・良血馬)はどこでもそれなりに走ろうが、若馬の場合は経験が少ない分、コース経験はアドバンテージとなる。

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アドマイヤスコールは1番枠が吉と出るか否か。多頭数で結果を出していないのが気がかりではあるが、東京コースは勝ち鞍がありミルコとは2戦2勝の相性を誇る。INで折り合えそうな点はいいが、ごちゃつきそうな感じもありうまく捌けるかどうか鞍上にウエイトがかかろう。

リオンリオンは外枠なら切ろうと思っていたが絶好の2番枠で評価をあげた1頭。好スタートからINべったりの経済コースでスローが鞍上の思惑か。

ピースワンバラディの前走のVTRを見ると、ラストでキレる足を使ったのでディープ産駒だろうと思ったらジャングルポケット産駒だった(笑)丸山騎手が騎乗停止で戸崎騎手になるのはプラスだろう。戸崎騎手は先週勝利したフローラステークスのイメージで乗るのではないか?

トーセンカンビーナの近2走は東京&阪神のポテンシャル・バランスを要するコースで3着・2着と競馬を覚えてきて成長している感じがする。藤岡兄騎手は前でレースするより後ろからタイミング測ってズドン!に優れており当馬の脚足も合いそう。角居厩舎の仕上げにも期待したい。

タイセイモナークはシュタルケ騎手が続けて乗れるのは好感したい。東京コースは初めてだが距離も左回りも経験済みだ。ただ今回が11戦目で間違いなく使いすぎだろう。

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◎  3 ランフォザローゼス

◯  6 ウーリリ

▲ 15 キタサンバルカン

△  1 アドマイヤスコール

△  2 リオンリオン

×  5 ピースワンバラディ

×  7 トーセンカンビーナ

×  9 タイセイモナーク

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